綴れ織工房見学 2015/03/07

昨年、平野喜久夫氏の綴れ織のすばらしい作品展を見学。
いずれ、工房を見せていただく約束が、なかなか実現できなかった。

今年の作品展見物の前に、朝ちょっとお邪魔させていただくことになった。

上七軒の花街通り。北野天満宮の近く。

その時刻には舞妓はんや芸妓さんに会えます。

うっそー!、こんな狭いところを通るの?、って言いながら・・・

到着です。

綴れ織の工房だ。

おじゃまです。

織機が何台も並ぶ。

多くの色の糸たち。

ほんの一部です。

現在、平野さんが製作中の作品。

これが美しい作品になる。

我々には気の遠くなる仕事。

微妙に色の差がある。

下の絵に合わせて織り込む幅などは熟練の技。
この動画がお値打ちです。


実は上になるのは作品の裏。

裏から見ると・・・

美しい作品ができている。

お弟子さんの製作途中を拝見。


こんなグラデーションの作をよく作る気になる。





近くの小学生が見学に来て、参考を寄せて来た。

地元から伝統を引き継いでくれる子供が育ってくれれば・・・

「すごくびっくりした」って、素直な印象だろう。

今の子供たちにはなかなかできない経験。

ちょっとかわいいしゃれた・・・





同じ作品を再挑戦しているのだって。




こんな、のちの世に遺るものを作りたいもの。

樫の木はなかなかひずみが来ない。

自分より長生きしている織機もある。

デフォルメされたシンプルなデザインは陶芸にも通じる。




ありがとうございました。
次 北野天満宮へ
綴れ織展覧会へ
つれづれぐさページへ戻ります。

2015年のつれづれぐさへ