レイカディア大学日記 2010/10/15



必修講座 地域住民による西の湖の保全と地域おこし

講師 丹波道明 先生


早くも入学して1年が経った。


新年度最初の必修講座である。


1年生(33期)にとっては、入学最初の必修講座なのだ。


我々入学時は、最初の講座は音楽系で、校歌レイカディア賛歌の歌い方を教えてもらった。


でも、今後それらしい講座は無い。33期はどこで校歌を習ったのか?


2年生最初の必修講座は・・・


なんと、筆者が学校卒業後、昭和39年に入社した東洋レーヨン(現東レ)の労務課長だ。


6年前の安土信長まつりで葦(ヨシ)船で会って以来。。


貝や魚があふれ、トンボが飛び交った里湖を食糧増産のため、農地拡大のため、どんどん埋めてしまった内湖。失ったものの大きさに愕然とする。


上が埋め立て前、下が現在。


マウスを載せると、内湖を埋めてしまった現在の地図です。

かろうじて残った西の湖も大小の湖干拓の影響で湖底、湖周にタ゜メージ。再生と保全に立ち上がる。


詳細な経過論文には感銘する。



西の湖の環境悪化の公共事業に反対して危機回避。湖周のヨシを活用しよう。

慈善では継続は難しい。ビジネス化として、ヨシ原を再生・活用するための株式会社豊葦原会の考案・設立。




ヨシをどうして加工するか?、乾かして切って粉にする方法の苦労話。餅、ジェラード、うどんなど、好評でも量がしれている。ヨシ紙、スダレ、屋根ふき材などへの利用。ヨシ刈りの機械にも腐心。人海戦術のヨシ刈りへ協力要請。


来年1月13日に33期生の出動。ヨシ刈ボランティアで西の湖の100haのうち、ようやく2haががメドがついた状態。魚は戻りつつあるが、溜まっていく泥の浚渫に苦労している。


ヨシが外来魚対策にも貢献している。



水は大切。水を使いすぎ。水を汚したらあかん。すばらしいライフワークだ。


非常に良くできた論文ではないだろうか。


まだまだ、がんばってください。


新年度最初の弁当。