ルノワールといえば、ルーブルなどとともに、必ず人気になる展覧会。今回は、「ルノワール+ルノワール」というちょっと風変わりなタイトルだ。 |
朝勤務明けの国立京都近代美術館。ここも、非常に多くの展覧会に来ているが、やっぱり、「藤田嗣治展」は忘れられない。 |
印象派の画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール。彼の次男で映画史に名を残す、映画監督ジャン・ルノワール。「ルノワール+ルノワール展」は、二人の巨匠に焦点をあて、父の絵画と息子の映画を同時にご覧いただく展覧会です。本展は、2005年にパリで開催され、大きな反響を呼んだ展覧会を、オルセー美術館の総合監修のもとお届けするものです。 |
2人のルノワール、画家の父の作品に影響を受ける映画監督の次男の受けた影響。長男は俳優。 映画監督のジャンは名作が多い。黒澤明とも親交が深く、ゴーリキーの名作「どん底」は同じタイトルで黒澤明も作った。 絵と映画の両方の展示はちょっと無いおもしろい展示。ルノワールの家族を描いた多くの作品も初めて見る物が多い。ジャンの映画ではジャン・ギャバン、イングリッド・バーグマンが見られたのが、実に懐かしかった。 |
《ぶらんこ》 1876年 この絵のとなりにジャンの映画が上映。殆ど同じ服装の女性がぶらんこに乗っているシーン。父の絵を意識している。 |
いつも、展覧会でのガイドブックは2000円以上するのでスキップだったが、今回は、比較的買いやすい1000円だったので、思い切って購入。 |