ルノワール+ルノワール展 2008/06/12

京都国立近代美術館




ルノワールといえば、ルーブルなどとともに、必ず人気になる展覧会。今回は、「ルノワール+ルノワール」というちょっと風変わりなタイトルだ。


朝勤務明けの国立京都近代美術館。ここも、非常に多くの展覧会に来ているが、やっぱり、「藤田嗣治展」は忘れられない。



印象派の画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール。彼の次男で映画史に名を残す、映画監督ジャン・ルノワール。「ルノワール+ルノワール展」は、二人の巨匠に焦点をあて、父の絵画と息子の映画を同時にご覧いただく展覧会です。本展は、2005年にパリで開催され、大きな反響を呼んだ展覧会を、オルセー美術館の総合監修のもとお届けするものです。


画家 ピエール=オーギュスト・ルノワール


映画監督 ジャン・ルノワール

2人のルノワール、画家の父の作品に影響を受ける映画監督の次男の受けた影響。長男は俳優。
映画監督のジャンは名作が多い。黒澤明とも親交が深く、ゴーリキーの名作「どん底」は同じタイトルで黒澤明も作った。
絵と映画の両方の展示はちょっと無いおもしろい展示。ルノワールの家族を描いた多くの作品も初めて見る物が多い。ジャンの映画ではジャン・ギャバン、イングリッド・バーグマンが見られたのが、実に懐かしかった。

             
父の絵 《陽光のなかの裸婦》 1875年    息子の映画 『草の上の昼食』 1959年


左:父の絵 《田舎のダンス》(部分) 1882–83年
右:息子の映画 『ピクニック』 1936年


《ぶらんこ》 1876年 この絵のとなりにジャンの映画が上映。殆ど同じ服装の女性がぶらんこに乗っているシーン。父の絵を意識している。


《狩姿のジャン》 1910年
父の描いた自分の絵に合わせてジャンも同様の服装で映画を作っている。


いつも、展覧会でのガイドブックは2000円以上するのでスキップだったが、今回は、比較的買いやすい1000円だったので、思い切って購入。


こんな長いタレ幕もオマケ。


いつもの国立近代美術館の4階から、平安神宮の鳥居と京都市美術館。


4階コレクションギャラリーでの「オーギュスト・ルノワールとパリ・モード」もお値打ち。



ミュージアムショップ。



パンフレットをスキャナで取っておきます。




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