今年のNHK大河ドラマは「篤姫」。この人がどんな人生をおくったのかは以前、テレビの「そのとき歴史が動いた」などでなんとなく知識はあったが、詳しく分かってきて、歴史に女性の役割は大きくてもなかなか女性は歴史に残りにくいことを改めて知った。自分の故郷は井伊大老の彦根、14代将軍を争った島津側とは敵対した。 |
薩摩(さつま)藩主島津家の一門に生まれ、ペリー来航に揺れる幕末の動乱期、21歳で徳川13代将軍家定(いえさだ)に嫁いだ篤姫。夫の急死後、若き14代将軍家茂(いえもち)の養母として、その妻和宮(かずのみや)とともに江戸城大奥をとりまとめます。やがて訪れた戊辰(ぼしん)戦争時には、江戸城に迫る西郷隆盛ら新政府軍に働きかけ、江戸城無血開城に大きな役割を果たしました。 本展は2008年NHK大河ドラマ「篤姫」と連動するもので、篤姫と彼女をとりまく人々ゆかりの品、江戸城大奥の華麗な調度、幕末の騒乱を伝える歴史史料などで構成し、篤姫の波乱に満ちた生涯をたどります。 |
大河ドラマ「篤姫」で、教育係として篤姫と運命をともにする女性・幾島を演じる松坂慶子さん。大河ドラマでの役柄そのままに、音声ガイドで展覧会の見どころ、篤姫の波乱の生涯を語ってくださいます。 |
展示のレジメ プロローグ 篤姫のふるさと薩摩 第1章 御台所への道のり 第2章 婚礼〜将軍家定と敬子〜 第3章 江戸城大奥 第4章 幕府瓦解〜徳川家存続への思い〜 エピローグ 明治の天璋院 |
篤姫の調度品(薩摩焼、切子、雛道具・・)の見事さ、篤姫、和宮の衣装、家定の装束、篤姫が京都の近衛家で歌などを勉強した時の資料、篤姫、幾島、斉彬、阿部などの江戸城無血開城までのひっ迫した多くの手紙、大奥の内部、晩年の天璋院など、これから年末までのNHK大河ドラマを見る上で参考になる。 |