200円のガイドブック。演者はすべて面をつけ、セリフはいっさい無し。このガイドブックを読まないと、ストーリーはまず、分からない。 |
毎日、最初の(序曲)はいつも、この「炮烙(ほうろく)割り」が演じられる。 家内一同の年齢、性別を書き、寺に奉納された素焼きの炮烙(ほうろく)をこの狂言で割る。1回に、約1000枚だから、この写真どころではない。50枚積みを20列並べ、豪快に落としていく。 このあと本日5演目のうち、「大黒狩り」、「道成寺」を観た。大黒狩りのユーモア、道成寺の蛇の化身の豪華な衣装なども楽しめる。身ぶり手ぶりのパントマイム(無言劇)で、鐘と太鼓のカンデンデンに少しの笛。現在30演目が伝わっているこの狂言がどのようにして伝えて来られたのかすごく興味がある。演者もセリフ無し、サウンドもリズムだけでハーモニー無しで、30分〜1時間の劇を演ずるのは非常に難しいのではと思う。 |