京都 千本釈迦堂 2008/04/21



また、千本今出川へ戻る。


名前だけは知っているが、ここも初めて。


由緒あるお寺。


「大報恩寺」が正式名。


正面に見事な「おかめ桜」。


花のころはさぞや・・・・



白っぽい八重桜も品がある。




「本堂」は檜皮葺き、和風の寝殿造り。


本日最初の拝観料。








霊宝殿は貴重な宝物を収納。国宝、重要文化財が40件以上。


快慶の作とされている十体の「十大弟子像」(釈迦に従う十人の弟子の像)が重要文化財。そして、何の変哲もない棟木、棟木箱が国宝とは驚く。


国宝の本堂を拝観。






応仁の乱の時、この付近は西軍の中心部であったが、西軍と東軍の特別のはからいから庇護を受け、本堂が残されたといわれている。柱に残るキズは刀や槍の跡。





おかめが祀られている?






全国から集められたおかめさん。












ここにもおかめ。


かつて、本堂を造営しているとき棟梁の長井飛騨守高次が貴重な柱の寸法を誤って切ってしまった。進退極まり途方に暮れていた高次を見て、妻の「おかめ」が一計を案じ、ある提言をした。この着想により、見事に本堂を落成させることができたが、上棟式の前日に妻の「おかめ」は自殺してしまった。女の入れ知恵で棟梁の任を果たしたということが世間に漏れては夫の恥と考え、すべてを秘密にするため、というのが自殺の理由であった。高次は妻の心情にうたれ、上棟式には御幣におかめの面を飾り、冥福を祈ったという。



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