京都 常照寺 2007/11/25



市バス「源光庵」で下車。少し先の常照寺へ。




 吉野太夫ゆかりの常照寺は、元和元年(1616)、本阿弥光悦が土地を寄進し、日蓮宗の中興の祖、日乾(にちけん)が創建した日蓮宗の寺。学問寺である一方、天下の名姑として有名な吉野太夫ゆかりの寺としても有名です。光悦の縁故により日乾上人に帰依し、僅か年齢23歳の時に朱塗りの山門を寄進しています。それが今に残る「吉野門」です。吉野は容色の美はいうに及ばず、和歌、連歌、俳句、書、茶湯、香道、囲碁などあらゆる諸芸に優れ、その名声は遠く中国にまで喧伝されたということです。また夫である豪商灰屋紹益とのロマンスも有名で歌舞伎の演目になっているほどです。
また太夫を偲んで植えられたという吉野桜が満開の頃の4月の第3日曜日には、島原の太夫道中や境内の随所に野点茶席が設けられる「花供養」が行われます。




吉野太夫が寄進した門は吉野門と呼ばれる。
























吉野窓













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