紅葉が美しい源光庵は、貞和2年(1364)に臨済宗の寺として創建されたが、元禄7年(1694)に曹洞宗に改められた。本堂には釈迦牟尼仏と霊芝観音が安置されている。廊下の血天井は伏見城の遺構で、戦死者の霊を供養している。
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堂内には「悟りの窓」と名づけられた丸窓と、「迷いの窓」と名づけられた角窓がある。どちらも大きな窓で、前者は禅と円通を、後者は生死病死と四苦八苦を表しているという。窓の向こうには美しい庭が広がり、楓が多い。こじんまりとした佇まいに禅刹らしい厳粛な気配が漂っている。 |