彦根城築城400年祭、まねき猫展、ホリヒロシ人形展 2007/11/20



中学校の同窓生3人でのコンパに彦根に。朝勤務後で、夕方の待ち合わせの前に彦根城へ。


25日のフィナーレまで、あと5日。

結局、400年祭の間、訪れたの本日を含めて4回。
3/26   6/16   9/13



石垣上の桜もすっかり紅葉。


いろは松も


有名なコモ巻き。


エコタクシーは今後も運行するのか?


現在のイベント。興味あり。


この展示も見たいし。


「城内と博物館だけでいいんだけど」、「そんなセットはありません」、じゃあフルセットで。


平日の曇天なので


少し寒いし、客もほどほど。


彦根藩にはネコが縁深い。天秤櫓にて。

愛知県瀬戸市の招き猫ミュージアムからの出品

招き猫は、彦根藩二代藩主・井伊直孝が鷹狩の途中、猫に豪徳寺へ導かれ難を逃れた故事にルーツがあるとも言われ、その後、招福開運のシンボルとして広まりました。今回は、招き猫ミュージアムより厳選された約300点の作品を展示いたします。




おもしろい解説があったので記録しておこう。


手長猫と手短猫
招き猫を見かけたら、あげている手の長さに注目してみてください。たいていは、顔の半ばか耳の横かで止まっているはず。たまにこの手がぐっと耳を越す位置まで伸びているものがあります。これを「手長」と呼び、挙げている手が長ければ長いほど御利益も大きいと言われています。
耳を越すような長い手は壊れやすいため、技術的にもつくったり運んだりするのが難しく、昔は貴重とされていました。耳より下に控えめに挙げた手なら、逆に身近に福をつかむことができるということです。



右手挙げと左手挙げ
一般的に、右手を挙げた猫は「金招き」、左手をあげた猫は「人招き」と言われています。「お金を受け取るのは利き手の右手だから」だそうな。「家は客商売のお店をやっているわけじゃないから」「どうせならお金を招いてくれたほうがいい」と最近は圧倒的に右招きが人気で売れ行きがいいそうです。また、お金も福も招くようにと、両手を挙げた「万歳招き猫」が出現しました。一歩間違えると「お手上げ」ともとられかねないのが難しいところです。豪徳寺の招福猫児(まねぎねこ)は、右手挙げだけど「人招き」という説もあります。



いろいろ福招き
小判だけが招き猫の持ち物ではありません。開運招福につながるさまざまな縁起物を律義に捧げ持っています。
打ち出の小槌、小判が溢れんばかりのきんちゃく、達磨、大入額、大漁祈願の跳ね鯛、合格の札等々。こうして見ると、招き猫の縁起物としての実力が、何でも採り入れてそれなりに形にしてしまう柔軟性にあることがよくわかります。これも「手を挙げて招いている猫の置物」という基本形が世の中に定着しているからでしょう。

日本各所のまねき猫生産地の展示。それぞれの特徴があり、おもしろい。
かわいい常滑のまねき猫が気にいった。




いつもの天守を横目に。




三重櫓での人形展。




着物や舞台衣装のデザイナーとしても評価されている日本有数の人形作家ホリ・ヒロシが作り出してきた人形を、「姫」をテーマに約40点を、彦根城 西の丸三重櫓(重要文化財)にて展示します。




ホリ・ヒロシ
 1958年、神奈川県生まれ。19歳で「日本創作人形公募展」優秀賞受賞。1981年、自らが人形を遣う「人形舞」を創設。1987年、「着物文化賞」を受賞。1991年、「東京都民文化栄誉賞」を受賞。1992年、ニューヨーク「リンカーンセンター」にて人形舞公演。1998年、映画「源氏物語 浮舟」(監督:篠田正浩)の登場人物の人形と衣装デザインを担当。宇治市源氏物語ミュージアムにて永久上映。2001年、「源氏物語人形絵巻」比叡山延暦寺国宝根本中堂にて奉納演奏。2002年、北米・カナダ七大都市ツアー「源氏物語人形舞」公演。2003年、映画「魔界転生」(窪塚洋介主演)映画衣装・デザインを担当。2006年、テレビドラマ「黒革の手帳」(米倉涼子主演)、舞台「最愛の人」(三田佳子主演)の舞台衣装デザインを担当。新橋演舞場「京紅ものがたり」の人形舞出演及び衣装デザイン担当。



人間と等身大の身長の人形の数々が明るさを抑えた室内にズラリと並ぶ。リアル感は無く、異様な幻想的な雰囲気を醸し出す。なぜかというと、どの顔も小さく作ってある。人間の半分ぐらい。このため、どの人形も10等身ぐらいに見える。なぜ顔を小さくしているかとかは室内でのビデオ上映で確認できる。ホリ・ヒロシ氏は人形本体、衣装などすべてを自分で制作し、更に、この人形を持って踊るのである。「人形舞」という。形態として同じの文楽、人形浄瑠璃の差として、氏は人形の首を更に横に傾げさせることができる工夫をしているなど、おもしろい。




彦根城博物館で最後の展示を見る。




入り口では、やはり、人気者を待つファンたち。


先日の雨森芳州がらみで。



彦根藩も通信使が通るときは最高のもてなしをした。








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