中学校の同窓生3人でのコンパに彦根に。朝勤務後で、夕方の待ち合わせの前に彦根城へ。 |
招き猫は、彦根藩二代藩主・井伊直孝が鷹狩の途中、猫に豪徳寺へ導かれ難を逃れた故事にルーツがあるとも言われ、その後、招福開運のシンボルとして広まりました。今回は、招き猫ミュージアムより厳選された約300点の作品を展示いたします。 |
手長猫と手短猫 |
右手挙げと左手挙げ |
いろいろ福招き 小判だけが招き猫の持ち物ではありません。開運招福につながるさまざまな縁起物を律義に捧げ持っています。 打ち出の小槌、小判が溢れんばかりのきんちゃく、達磨、大入額、大漁祈願の跳ね鯛、合格の札等々。こうして見ると、招き猫の縁起物としての実力が、何でも採り入れてそれなりに形にしてしまう柔軟性にあることがよくわかります。これも「手を挙げて招いている猫の置物」という基本形が世の中に定着しているからでしょう。 |
着物や舞台衣装のデザイナーとしても評価されている日本有数の人形作家ホリ・ヒロシが作り出してきた人形を、「姫」をテーマに約40点を、彦根城 西の丸三重櫓(重要文化財)にて展示します。 |
ホリ・ヒロシ 1958年、神奈川県生まれ。19歳で「日本創作人形公募展」優秀賞受賞。1981年、自らが人形を遣う「人形舞」を創設。1987年、「着物文化賞」を受賞。1991年、「東京都民文化栄誉賞」を受賞。1992年、ニューヨーク「リンカーンセンター」にて人形舞公演。1998年、映画「源氏物語 浮舟」(監督:篠田正浩)の登場人物の人形と衣装デザインを担当。宇治市源氏物語ミュージアムにて永久上映。2001年、「源氏物語人形絵巻」比叡山延暦寺国宝根本中堂にて奉納演奏。2002年、北米・カナダ七大都市ツアー「源氏物語人形舞」公演。2003年、映画「魔界転生」(窪塚洋介主演)映画衣装・デザインを担当。2006年、テレビドラマ「黒革の手帳」(米倉涼子主演)、舞台「最愛の人」(三田佳子主演)の舞台衣装デザインを担当。新橋演舞場「京紅ものがたり」の人形舞出演及び衣装デザイン担当。 |
人間と等身大の身長の人形の数々が明るさを抑えた室内にズラリと並ぶ。リアル感は無く、異様な幻想的な雰囲気を醸し出す。なぜかというと、どの顔も小さく作ってある。人間の半分ぐらい。このため、どの人形も10等身ぐらいに見える。なぜ顔を小さくしているかとかは室内でのビデオ上映で確認できる。ホリ・ヒロシ氏は人形本体、衣装などすべてを自分で制作し、更に、この人形を持って踊るのである。「人形舞」という。形態として同じの文楽、人形浄瑠璃の差として、氏は人形の首を更に横に傾げさせることができる工夫をしているなど、おもしろい。 |