中越沖地震で大きな波紋 2007/07/17



 7月16日午前10時13分頃、新潟県と長野県で強い地震が発生。新潟県長岡市・柏崎市・刈羽村・長野県飯綱町で震度6.8を観測。2004年10月23日の「平成16年(2004年)新潟県中越地震」の地震(M6.8)で震度7と殆ど同じ規模。

今回の地震は2007年3月26日に起きた能登沖地震との関連が気になるところである。この周辺での過去の地震の歴史から、日本海側での活発化するトリガーとなった。1993年には、地震の5ヵ月後、北海道南西沖地震が発生。また、中部地方の地震活動が活発化するトリガーとなる。1993年では、御嶽山でM5を越える地震が飛騨山脈での群発地震が顕著になり、M5程度の地震が起こる。


 地震は今回だけでなく、ここ数年大きな規模が次々と。神戸、石川、福井、新潟・・・と来ると、この次は間違いなく、滋賀県である。琵琶湖西岸を神戸から新潟へと活断層が走っているから、まだ来ていないのは大阪、京都、滋賀だけなのである。琵琶湖という水だめが地震に対しどのように働くだろうか。<地震の揺れを緩和してくれればいいが、湖底が割れて水が一気に減る/逆に溢れて大洪水>。非常に興味あると同時に、ただちに防災グッズなどを揃えなきゃ。

 
 先般の輪島の地震で、価値あるすばらしい日本家屋が多く崩壊してしまった。もろい木造の上に、重い瓦を敷いた屋根。今回も、ものすごい台風で大量の雨が過ぎた直後で、立派な民家、お寺が何百軒と崩壊したのである。


3日経ってもまだ何千人と避難者が。7/29の参議院選挙の投票所のめどがつかないという。

 
中の煙突でなんとかもっている煙突カバー、一階がなくなり2階だけの家屋。

 
線路もグニャリ、がけ崩れ。

 
あまりのすごい惨状に、とにかく驚く。

 
山崩れでふさがったJR信越線の青海川駅。この駅は日本でいちばん海に近い駅として有名。


そして、駅に止まっていた電車もゴロリ。


そして・・・・
 
今回、特に問題視されたのは、世界最大発電量の柏崎刈羽原子力発電所が地震で一部沈下して火災が発生。


そして、放射能廃棄物を格納したドラム缶が転倒し床に放射能が流出。

 
 さらに、今度は放射能を含む冷却水が海に流出したことが確認されたのに続き、低レベルの放射性物質が排気筒から漏れ・・・。

 原発側の対応のまずさ、そして、驚いたことに、柏崎刈羽原子力発電所の真下に活断層が発見されたという。このため、当発電所は当分、運転停止となってしまった。東京都の電力供給、そして、これからの夏の電力は。日本の原発安全神話の危うさ。恐ろしい。


さらに・・・・
 
 新潟県の自動車部品(ピストンリング)メーカーのリケン柏崎事業所は、その品質で日本一を誇り、すべての自動車メーカーへ部品を供給している。この地震で大きな被害を受け操業がストップしてしまった。これにより、国内自動車メーカーはすべて、操業停止に追いやられている。トヨタをはじめ、日本の自動車メーカーは部品の在庫をせず、ジャストインタイム生産となっていることが裏目に出たわけだ。



 地震といえば、火山がらみと思っていたが、日本の場合は、地底が周囲から押し合っていて断層のズレから起こるので、日本中、どこで発生してもおかしくないという。間違いなく、日本列島そのものに大変な異変が続いている。映画「日本沈没」が現実に!。
今年初めの予言では、2009年1月に大阪でとんでもない震災が予言されている。滋賀が先か、京都か、大阪か。いずれにしても、今年、来年が。

予言2007年


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