2020年は密の年 2020/12/28



 その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が14日発表され、26回目となる今年は「密」(ミツ・ひそかに)に決まった。この日午後2時過ぎ、京都・清水寺で森清範貫主が縦150センチ、横130センチの京都府産の黒谷和紙に広島県産の牛耳兼毫筆(ぎゅうじけんごうふで)で力強く揮毫(きごう)した。

清水寺 12月14日



 はがきやウェブサイトを通じた公募で決まる「今年の漢字」は、12月12日の「漢字の日」に一年を振り返り、漢字一字に込められた奥深い意義を再認識する機会を持つことを目的に始まり今年で26回目となる。今年は12日は土曜日のため14日となった。

 今年も11月1日から12月6日までの期間、2020年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集した結果、20万8025票(※昨年 2019年は21万6325票)の応募で「密」が2万8401票(13.65%)を集めて1位となった。

 世界中が新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けた一年。3「密」という言葉が提唱され、生活・行動様式が「密」にならないよう国民が意識し続けた。海外でも「3C Crowded places , Close contact settings,Confined and enclosed spaces」としてメッセージを発信されるまでに。また、政治判断が「密」室で行われたことや芸能界での「密」会報道などでも使われた年。

 そのほか、2位は「禍」、3位は「病」、4位は「新」、5位は「変」、6位は「家」、7位は「滅」、8位は「菌」、9位は「鬼」、10位は「疫」という結果になった。



 まさかの新型コロナウィルスのパンデミックを誰も予想しなかった。世界で感染者は8千万人を越え、死者は200万人。日本でも感染者20万人越え、死者3000人越えでまだまだおさまる気配も無い。ヨーロッパでウィルスは変異し、さらに凶悪になり、日本にもじわじわと入ってきている。ワクチン開発は進み海外では接種を開始した国もある。日本では来年春からの予定。
 国から移動の自粛が指示され、我が家でも正月はいつものようにみんなが集まれたが、お盆も年末も全員は無理となり寂しくなっている。
 来年はなんとか東京オリンピックが開催され、明るい生活が元に戻るように願いたいものだ。




2020年日本の10大ニュース (読売新聞読者が選ぶ)

1 感染拡大 緊急事態宣言
2 東京五輪・パラ 1年延期
3 菅首相誕生 新内閣発足
4 安倍首相 辞任表明
5 志村けんさんら死去
6 「鬼滅」最速100億円
7 全小中高 休校要請
8 甲子園 春夏中止
9 藤井聡太七段 最年少タイトル
10 九州豪雨 死者77人
【番外】はやぶさ2 カプセル帰還


2020年海外の10大ニュース (読売新聞読者が選ぶ)

1 新大統領 バイデン氏
2 WHO パンデミック宣言
3 黒人男性死亡 抗議拡大
4 英国がEU離脱
5 香港「国安法」施行
6 トランプ氏が感染
7 米、WHO脱退
8 ヘンリー英王子 公務引退
9 マラドーナさん死去
10 核兵器禁止条約 発効へ

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