浮世絵を通して戦国時代の武将に親しんでもらおうと企画されたもので、草津市の草津宿街道交流館には、江戸から明治にかけて浮世絵師たちが描いた「武者絵」39点が集められています。 このうち、同じ構図の2点は、明智光秀の重臣だった左馬助が本能寺の変のあと馬でびわ湖を渡ったという伝説を2人の絵師がそれぞれ描いたもので、筆遣いの違う絵師の個性を味わいながら、勇壮な一こまを楽しむことができます。 また、明智光秀を描いた1点は、家紋であるききょうの紋が入った着物を身につけた光秀の立ち姿で、遠くに目を向け何かを思案しているような様子が印象的です。 |