3月15日は「オリーブの日」。1950年3月15日に昭和天皇が小豆島ご巡幸の際、オリーブの種をお手蒔きされたのが始まりです。 そして、2011年の記念日に合わせてスペイン・アンダルシア地方からはるか10,000kmの海路を経て樹齢千年を超えるオリーブの樹がオリーヴの森EASTにやってきました。今では、青々とした新芽が芽吹きその存在感は他を圧倒する力に満ち溢れ、ものすごい生命力で訪れる人々に元気と希望を与えてくれています。 |
樹齢千年のオリーヴ大樹の故郷は、スペイン南部のアンダルシア。この地方は典型的な地中海性気候で、降雨量が少なく日照時間が長く乾燥しています。また、スペイン全体の約80%のオリーブオイルがここアンダルシアで生産されています。古代の野生のオリーブの化石が発掘されるなど、幾千年もの歴史がいまも息づいている場所なのです。 移植に貢献してくれたのは、希代の園芸家・プラントハンター西畠清順さん。もともとは高さが8メートルほどもありましたが、コンテナに入れるために高さは3メートルほどに伐採。独特な管理技術を用いて、1ヵ月間約1万kmの海路を経て小豆島へ運ばれてきました。重さは約3トン。トラックの重機で吊るす際には、樹皮が傷ついたりしないよう毛布などで保護し慎重を期しました。 |
小豆島 金華にて 2019/02/10 - Spherical Image - RICOH THETA