近江八幡観光ウォーク 2017/06/19



ボーダレス・アートミュージアム NO-MA


番外は、ガイドの江角さんのお勧めで現在開催中の・・・




ボーダレス・アートミュージアム NO-MA。休館日ですが、特別に観覧させていただくことに。






 「開眼」。それは仏の魂を迎え入れること。また、物事の道理をつかみ悟るという意味も含まれています。この展覧会では、古来から人が身近に感じてきた“悟り”や“魂”など、不可視な精神的世界について考えるきっかけを与えてくれる彫刻、絵画、写真、インスタレーションを展示します。
 HELLO 開眼――魂を込めるかのような、衝き動かされたかのような、見えない世界を紐解いていくかのような、開眼を巡って繰り広げられる作り手たちの表現との出会いを、心ゆくまでお楽しみください。





ネットで各作品の出品者情報などを引用しました。


荒川明子
 ご神体や呪具を思わせる木彫を多数発表している。多くの作品は「毛」があしらわれることから、グロテスクな生々しさを醸し出している。一方、シンプルで丸みを帯びたかたちは愛らしくもあり、不思議な魅力を放つ。

荒川明子のページ











大井康弘
 大井は作品の中に、自らの体毛や大好きな木の実などを入れる。それらの素材をティッシュで優しく包み、新聞紙で覆い、さらにガムテープでぐるぐる巻きにしてできた芯材の上に粘土を足していく。大井にとっての制作は、作品と自分との距離を限りなく近づけ、ひいては分身をつくり出す行為なのかもしれない。











一円敏彦
 滋賀県湖東地域の山奥深く。木を彫り、野草茶を楽しむ。山林に息吹く自然を見つめて過ごす日々を送る一円。住居には、木彫や陶による造形がところせましと並び、居間の中央にも、比較的大きな木彫がまるで祭神のように置かれている。











入江早耶
 一連の制作は、あたかもイメージ自体が意思を持ち、啓示を与えるために降臨したかのようであり、観る者を神聖な気持ちで包み込む。つくられる彫刻は、対象となるイメージをケシゴムで消し、そのカスを利用して形成するという気の遠くなるプロセスを経て生み出される。

入江早耶のページ









宮川隆
 沖縄県の宮古島に生まれ、東京でグラフィックデザイナーとして活動する宮川のもう一つの顔。それは、「カンカカリャ」である。1993年、突如、頭の中に情報が流れ出し、1枚の絵を「描いてしまった」と話す宮川。それまで学んだどの技法とも異なる絵。自分が描いたという実感はない。描き続ける日々がスタートした。






















第2会場はカネ吉別邸




宮ア甲子男
 とある喫茶店のガレージ。黄金色の輝きを放つ群像に目を奪われる。「喫茶ブルボン」である。神仏を彷彿とさせる彫像や、白塗りの女性像などが密集し、裏庭や店内にも広がっている。これらは、喫茶店のマスターであった宮アによるもの。一見すると異様な雰囲気が漂う作品は、家族や人生訓、愛がテーマとなっており、見続けていると、不思議と温かな気持ちになってくる。
















吉田格也
 吉田の表現は、特定の境界を可視化するかのようだ。来る日もペットボトルを設置する行為は、自宅から敷地外へ、自作の扇子を並べる行為は、部屋から別の部屋へ、吉田の祖母の他界がきっかけで描き始めた<天国 階段>は、現実世界から別の世界へ、それぞれの境界を際立たせている。迷いのない吉田の所作から、人が対象を「信じる」ことの原点を感じさせずにはおかない。










木村賢史
 能、田楽の面や古刹の仏面など、約500点が飾られている「日本仮面歴史館 福々和神面」。これらの面は、館長である木村自らが、30年以上かけて制作したもの。日本の心のすばらしさを伝える、という終世のコンセプトの下、独自の手法で制作を始めた木村だが、その情熱は極めて強く、ついには仮面館までオープンするにいたった。

木村賢史のサイト





















辻村耕司
 人間の営みと密接する祭りや習わし、自然を撮影する辻村。時代時代で新たな要素を取り入れ不可思議な魅力を放つ祭礼。装束やかぶり物、神輿の飾り、曳山を荘厳する彫刻など伝承されるかたち。祭りのルーツには、祈りや感謝、慰霊などがあり、辻村のレンズは、そうした古来から続く人々の営みとともに、そこに流れる感情や思考そのものを捉えている。






岩岡保吉
 高鍋町持田を一望できる高台に高鍋大師はあり、この地には岩岡が制作した素朴かつ奔放な石仏700体以上が鎮座している。町一帯に群在する古墳の盗掘事件に心を痛めた岩岡は、私財を投げ打って古墳の一角を購入。古代の人々の霊を鎮めるため、そして、今を生きる人々の幸せを願い、半生かけて石仏を制作し続けた。

岩岡保吉のサイト















32期の必修講座での授業模様が記録として残っている(2009/11/20)




近江八幡駅までかなりの距離・・・


がんばって歩こう。





お世話になりました。


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