「回想映画館」 2013/01/27




1月も終わりごろ。


かねて買っておいたチケット。


スクリーンもあるから、真ん中あたりがいいか。

CGや、3D映像など緻密なデジタル映像が氾濫する昨今だからこそ、あえて日本無声映画の草創期の魅力と原動力を伝えたいと「回想映画館」を講談師、三代目神田山陽さんが、活動弁士として出演。日本映画草創期物語に続いて、伝説の剣戟王「ばんつま」こと阪東妻三郎主演の名作「江戸怪賊伝 影法師」(昭和十四年、二川文太郎監督)が、神田さんによる新解釈活弁で新たな命が吹き込まれる


講談師神田山陽はさきらで何度か講談の公演をしてきたそうだ。
今回は無声映画の活動弁士(カツベン)としての公演。
最初の約40分は講釈
  世に「落語」は笑いの芸、「浪曲」は泣きの芸、そして、「講談」は怒りの芸、落語家は現在最高の人数を占めているのに対し、浪曲、講談はいまや、数えるほどしかいない。



後半は着物に着替え、80年前のサイレント映画に神田山陽氏のオリジナルなシャベリがつく。
阪東妻三郎主演の名作「江戸怪賊伝 影法師」(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
雨が盛んに降るフィルムの中で役者が生き生きと演技をしている。弁士は何をしゃべってもいいわけで、そこが当時、弁士の人気を分けた。
8年前、京都でサイレント映画のカツベンを見て以来だ。


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