2012年の師走に 2012/12/31



 大震災の昨年に続いて今年も、暗い世の中だった気がする。本当に日本か?と思うほど凶悪な犯罪が増え続け、政治、景気、外国との軋轢、日本だけでなく、全世界が沈んでいる。ギリシャ、 イタリア、スペイン、ポルトガルなどのヨーロッパの有名観光国がどうにもならない経済危機に陥っている。エジプトも同様。ゼロサムを考えれば、世界のどこかは元気なはず、中国の経済成長がその例かも知れないが、中国も先行きは非常に暗い。日本は今、1千兆円という巨大な国の借金を抱えている。森光子、中村勘三郎、小沢昭一、大滝秀治、山田五十鈴、淡島千景らの有名人が亡くなった。特に、中村勘三郎が57歳の若さで逝ったのには、あまりにも早すぎる死に悲しみは全国に広がった。



なぜか、母が夢に出てくる。
母は30数年前、68歳で亡くなった。自分も母の享年にあと2年だ。
脳梗塞で倒れて緊急入院、連日、会社と病院の往復、「もういい加減にしてくれ」という気持ちも無かったわけでは無い。それを知ってか、40日の闘病の末、逝ってしまった。今の医学ならなんとかなっただろうが。子は親より長生きしなければならない。あと2年、自分は間違いなく生きているはず。それは人生最期の親孝行になる。
母の闘病中、なにも声をかけなかったのが後悔である。テレビでも、脳障害中に盛んに話しかけて意識が戻ったのを見たりして、たぶん回復したのではなかろうか。
身体障害だった母が、極貧の中で、子ども3人をまともに育ててくれた苦労は想像を超えている。


今年も紅白歌合戦のあと、近所のお寺で・・・


暗い一年をさようなら・・・


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