亀石と呼ばれているが、顔が三角形であることや目が上に飛び出しているなど、亀というよりはカエルの特徴をとらえていると見る人もいる。上部が自然石のままで下部のみが加工されていることから、現在の下面が本来の上面で実は上下逆であったという説も奈良国立文化財研究所の報告書で出されてはいるが、有力視はされていない。 |
若いギャルなら「か〜わいい!」。UFO、宇宙人説、実はこの下の地中に体部が埋まっている? 下部には石矢の跡が見られるが、建造当初からあったものなのか酒船石のように後世になって石を割ろうとした跡なのかも分かっていない。もし当初から残された跡だとすれば亀石は未完成品であるとの証拠にもなり、後世に割られたとしたら本来は現在よりもかなり高さのある石だった可能性がある。 |
墳丘は現在失われているが、下部は方形で、20〜50センチメートル大の花崗岩の貼石を約30度の傾斜で積み並べられていた。墳丘の周りに幅5.9〜8.4メートルの空堀がめぐり、幅約7.0メートルの外堤が設けられている。外堤を復元すれば一辺約80メートルで、高さは約1.2メートルである。 |
封土(盛土)の上部が剥がされているため、その墳形は明確ではなく、2段積の方墳とも上円下方墳とも、あるいは、下方八角墳とも推測されている。また、一辺51メートルの方形基壇の周囲に貼石された空濠をめぐらし、さらに外提(南北約83メートル、東西81メートル)をめぐらした壮大な方形墳であるという。 |