相国寺・金閣・銀閣 名宝展 2009/09/02

承天閣美術館



 暑さがだいぶんおさまり、朝夕はずいぶん涼しくなった。テレビでは国会を去ることになったセンセくずれの人、議員一年生の人の出入りがにぎやか。民主党政権がいよいよ何から手をつけるのか、官僚たちはまさに戦々恐々。国民も注視のこれから。
 そんなことはお構いなしの庶民は昼前に京都着。


 今日は、バス、地下鉄でなく、レンタサイクルにしてみよう。京都駅周辺には2軒ある。一番安いのは1日800円だが、八条口側でちょっと遠いので。


 アパホテル側へ数分歩いてレンタサイクル店。一番安いのでお願いします。1日1000円はいつもの乗り放題バス500円より高いが、昼食レベルをダウンするので、勘弁してね。


 京都のど真ん中の通りを北へまっすぐ、自転車でのーんびり。京都、そして御所の巨大さを体験できる。工夫した小さな店頭、会社、工場、お寺など、バスでは気がつかない場所を見て走るのもまたいい。


今日の目的は相国寺の承天閣美術館。


京都の北、同志社大学の隣、相国寺は久しぶり。


今日はお寺は拝観する予定は無い。


この美術館は初来訪。


静かな、きれいな・・・


緑が冴える。


 昭和59年4月、相国寺創建600年記念事業の一環として本山相国寺・鹿苑寺(金閣)・慈照寺(銀閣)・他塔頭寺院に伝わる美術品を受託し、保存及び展示公開、修理、研究調査、禅文化の普及を目的として建設。国宝5点、重要文化財142点を含む多くの優れた文化財を収蔵。


美術館前も見事な樹木たちで美しい。


それほど客は多くない。



 昨年、2008年は日本とフランスが交流150周年を迎え、京都市とパリ市が1958年に締結した「京都・パリ友情盟約」(姉妹都市)から50周年という記念すべき年でした。この意義ある年を寿ぎ、未来に向かってより共感できる友情を築くために、日仏両国及び京都・パリ市は、その記念事業として展覧会を催すこととなり、この意義を尊重した相国寺の全面的な協力のもと、パリ市において“禅”の展覧会を開催する運びとなりました。2008年10月15日から60日間にわたってパリ市立プチパレ美術館で開催された「Shokoku Ji, pavillon d'or, pavillon d'argent. Zen et art a Kyoto(相国寺 金閣 銀閣名宝展―京都における禅と美術―)」展は、国宝4点、重要文化財6点を含む、約100点にも及ぶ名宝の数々が大好評を博し、盛会のうちに終了しました。
 今回の展覧会は、出展作品のほぼ全てを相国寺承天閣美術館で展観する帰国展。「ZEN」に心寄せる人も多いパリの人々、4万人以上をも魅了した、日本の禅宗文化の極みともいえる名宝の数々を間近に鑑賞していただける、またとない機会です。

パリ帰りの相国寺、金閣、銀閣の名宝。足利義満の肖像が何枚かあるが、どの肖像もほぼ同じ顔だから、まさしく、義満はこんな顔だったんだと想像できる。丸顔で温和そう。アニメの義満しか知らんもんで・・・。この人が一休さんといろいろ話してたんだ。伊藤若冲、円山応挙など。焼ける前の金閣の屋根にあった当時の唯一残る鳳凰を見ることができるのもすばらしい。






寺の格位というものか。






 常設展。鹿苑寺境内に建つ金森宗和造と伝えられる「夕佳亭」を復元、近世京都画壇の奇才、伊藤若冲による水墨画の傑作である重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」何度か特別展などで見ることもあったがここの寺宝だったんだ。高さ4mの掛け軸に描いた応挙の巨大滝の図。滝の無い庭に実際架けたという。滝の水が流れるように少し曲げて架けたため、木の枝のキズが残っているとか。


ビデオの放映。



オープニングセレモニー。




 この金閣屋根の鳳凰、精悍なお顔と威厳ある姿。腹の部分に少し金箔などが残り、当時は極彩色だったんだと思う。金閣も燃えなければ今は依然として国宝として輝いていたはず。










これがレンタサイクルです。


自転車でのんびり、街を走るとこんなのも写せる。


やっぱり、来るのはここだ。


年中京都は・・・


修学旅行とガイジンさん観光客。


一度、これを魚の目で・・・


 ここのルーブル展は観てません。フェルメールの「レースを編む女」というちっちゃな絵が1枚100億円と聞くとなんだかねえ。それが目玉なんでしょう。先日行った大阪のルーブル展の方が魅力的だよ。


四条河原町で遅い昼食を。


五条大橋。


迷うことは無い。京都タワーのあるところが京都駅。


16時ごろにサイクルを返す。たまには自転車もいいね。


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