自民惨敗大政奉還 第45回衆院選 2009/08/31




30日の21:50、思わずテレビ画面を写していた。小選挙区が民主党1色なのだ!


予想はされていたものの、ものすごい大事変が起きた。自民党が結党以来の119議席という惨敗。


 当選10回以上、大臣経験の超有名政治家、100年以上5代連続当選の政治家など自民党の重鎮が軒並み民主党の新人に敗れる。それも、20代、30代の若者、女性候補者にである。かろうじて比例区側で救われ当選したケースはあるが、自民党の総理経験者、公明党代表など比例区と重複立候補をしていなかった代議士はついに国会を去ることになった。

 民主党への風はものすごく、勝ちすぎの恐れ。比例区では票数が多すぎて候補者が足らず、3人分を自民党、公明党に渡したという。自分ももし、民主党比例区の最後列に入っていたら、何にもしなくても衆議院議員になれたんだ・・・。これって、4年前の衆議院議員選挙で大勝した自民党と同じ現象。

 民主党がかかげたマニフェストの通りに実行されれば、今まで政治家を操っていた官僚を政治家が押さえつけ、本格的な政治が生まれる。民主党が立ち上げる「国家戦略局」とは、はたしてどのような意思決定をしていくのだろうか。参議院も2年前の与野党逆転はあったが、民主党の安定多数は無かったため、社民党、国民新党などと連携するというが、来年の参議院でこちらも安定多数となれば、全てが民主党だけで決めていけることになり、これからは民主党を抑える勢力が無いのが怖ろしい。

 各都道府県選管が発表した第45回衆院選の投票率(小選挙区)を集計したところ、69.28%になった。前回の2005年(67.51%)を1.77ポイント上回り、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の選挙では過去最高。「政権選択」が最大の焦点となり、有権者の関心が高まったとみられる。また、期日前投票の利用者が大幅に増えたことも、投票率を押し上げる要因になった。 [時事通信社]
 政権選択を最大の焦点とする第45回衆院選は30日投票、即日開票され、民主党は過半数(241議席)をはるかに上回る307議席を獲得し、民主党中心の政権誕生が決まった。これに対し、自民党は公示前の300議席から激減、119議席に落ち込んだ。1955年の保守合同以来、最低議席の歴史的惨敗となり、麻生太郎首相は党総裁の辞任を表明した。公明党も8小選挙区すべてで候補者が落選するなど、公示前から10議席減の21議席の敗北を喫した。
 鳩山代表は31日未明に記者会見し「国民の怒りが民主党への期待に結び付いた。国民主役の政治に変えていく」と強調。社民、国民新両党との連立政権協議について「現体制でする」と明らかにした。 [時事通信社]



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