歴史に残る大事変(第44回衆議院議員総選挙) 2005/09/12



「郵政解散」と言われた今回の衆議院解散にともなう衆議院議員総選挙が9月11日に実施された。小泉首相の一貫して念願してきた郵政民営化法案が衆議院でからくも可決したのに参議院では否決された。郵政族といわれる議員が票のために反対したのだ。小泉首相は総理権限で、衆議院を解散した。

入社した会社が労働組合と同じ民社党であったため、結局、選挙権を取得してずっと、会社組合の推す民社党(今は民主党)の候補者に投票してきた。退職し現会社になってからも、民主党を支持してきた。
しかし、今回は、明解に「自民党」に投票した。

今の日本、実行力ある第1党が「改革を止めるな!」と言っているのに、民主党は「日本をあきらめない」とか「無駄遣いをしない」とか、なんともげっそりするようなコピーなのである。
郵政民営化が必要と言っていたのに、解散/総選挙であわよくば自民党に勝てると考え、民主党は反対して解散させた。


選挙の結果は、誰もが予想もしなかった、自民党の圧倒的大勝利。

今回、初めて、自民党に投票したが、マスコミによると、「初めて自民党」という人がかなりいたとか。投票率も上がり、今まで投票したことのない若者まで投票、それが、自民党にである。普通、若者は都市派でリベラル(改革)を選ぶ。つまり、民主党を支持するはず。ところが、これも、自民党を支持した。

小選挙区制の恐ろしいことに、完全な白か黒かとなった、都市部が殆ど自民党一色になってしまった。比例区選挙が無かったら、民主党は完全に壊滅同然までいっていただろう。


郵政民営化に反対票を投じた議員の選挙区に刺客として送り込んだ素人が当選。
お国替えまでしても当選した議員も。
自民党単独で絶対安定多数。全ての常任委員会で、理論上、どんな法案でも通すことが可能。
将来の教科書に載るような歴史的な大選挙。
郵政民営化を可否とする国民投票でもある。
小泉さんは、歴史に残る首相となる。
小泉さんはやると言ったら、やる人。「小泉大統領」。
郵政民営化をやりたいために総理になった人。自分で決めて、ほがらかに、やってしまう人。
参議院不要論。
比例区で、まさかここまでと思っていたところまで当選になったスーパーの店長。
比例区のリストアップ不足で、候補者が不足で余った票により、社民党に1人当選させてしまった。
自民党公募に応募。会社を辞めて1ヶ月の全くの新人、「郵政民営化賛成、自民党公認」というだけで、当選してしまった。


自分でも、自民党公募に応募して比例区に名を連ねてもらえば、今ごろ背広にネクタイ、国会議事堂に登院、年間数千万円の給料をもらえる先生になれるのかも?




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