平成20年の世相を表す漢字は「変」。日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ「今年の漢字」に「変」が選ばれ、12月12日、京都市東山区の清水寺で、森清範貫主が縦約1・5メートル、横約1・3メートルの和紙に文字を大きく揮(き)毫(ごう)した。 株価暴落や円高ドル安など金融情勢の変動や、異物混入に代表される食の安全性に対する意識の変化、日本の首相や米大統領の交代など、政治的な変革などが理由。さらに、ノーベル賞受賞や北京五輪など、日本人の活躍に良い変化があったこともあり、良くも悪くも変化が多い1年で「来年は良い年に変えていきたい」という期待も込められた。 全国から過去最多の11万1208通の応募があり、「変」は6031票(5・42%)で1位。2位が「金」、3位が「落」。以下、「食」「乱」などが続いた。 |
◆過去の「今年の漢字」は以下の通り。 1995年 「震」/1996年 「食」/1997年 「倒」/1998年 「毒」/1999年 「末」/2000年 「金」/2001年 「戦」/2002年 「帰」/2003年 「虎」/2004年 「災」/2005年 「愛」/2006年 「命」/2007年 「偽」。 |
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