映画「インディ・ジョーンズ」 2008/06/24



今年も早くも中盤、映画館通いは40回めぐらい。最近、映画の所感をブログに書くのもめんどうで滞りがち。しかし、やっぱり、この映画は書いておかなきゃ。



 「007」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「ターミネーター」、「バットマン」、「スーパーマン」、「スパイダーマン」など、メジャーな作品はほぼ全て映画館で観てきた。これらのシリーズ化作品には必ずテーマ曲があり、その曲の1フレーズを聴くだけで映画の題名はもちろん、映画の1シーンまでも思い出すのだ。
 先般の、現在最悪と言われるミャンマー軍事政権との対決を描いた「ランボー(シルベスター・スタローン)」の17年ぶりの復活に続き、ついに、あの”インディアナ・ジョーンズシリーズ(ハリソン・フォード)”が帰ってきた。テレビのCMから盛んにあの音楽が流れると、わくわくする気分になる。二度と、この曲を耳にする機会は無いと思っていたファンも多かっただろう。過去のシリーズ3作を映画館はもちろん、DVDやテレビの再放送で何度も観てきただけに、インディ・ジョーンズの新作を再び映画館で観ることができるとはうれしい限り。
 しかし、ランボーの時もそうだが、スタローンやハリソンも現在60歳台。おそらく、この作品が最後となるはずだ。

第1作 レイダーズ 失われたアーク<聖櫃> 1981年
第2作 インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 1984年
第3作 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 1989年

 今回の第4作め「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」も、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ハリソン・フォードの3人組のタッグ作。
 第3作目「最後の聖戦」から19年もの空白に、さすがのハリソン・フォードも、もうおじいちゃんで顔のアップはつらい。
 ただ、この第4作めは第3作から、そのまま19年経った物語であり、ハリソンもそれだけ歳をとっている設定で、無理は無い。前シリーズの各回ともうまくつながっており、以前のシリーズを知っているものにはニヤリとするシーンも多い。
 しかし、19年ぶりとなると、若者たちにはこのシリーズは初めてとなるだろうが。
 例のごとく、おなじみの冒険活劇で、アドベンチャーシーンが次々と登場する。まさに、映画の楽しさとはこれ。





 今回のテーマとなる、クリスタル・スカル(水晶製髑髏)はオーパーツのひとつである。オーパーツとは、場違いな工芸品(日本語では「時代錯誤遺物」と訳す):超古代文明に存在した遺物のひとつ。水晶の髑髏は現在の技術でも加工不可能という。地球上の人類の技術では不可能となると、古代文明ははたして?・・・。スピルバーグだったらこういう発想になるかな。ラストの展開にも驚き!!。
 第1作「レイダーズ 失われたアーク」でのヒロイン、マリオン(カレン・アレン)がまた再登場。カレン・アレン自身が出演依頼にびっくりしたという。同じシリーズの映画になんと、27年ぶりに出演するのである。50代の彼女は今は女優を引退していたという。撮影現場で、相手役のハリソンと久しぶりに出会った彼女のエピソードなど、なかなか感動的。


カレン・アレンの再登場は今作の話題のひとつ。
役柄そのままの明るくひょうきん”おばさん”。
第1作での彼女の魅力をぜひDVDでもう一度。

「スーパーマン」でのマーゴット・キダーのような雰囲気の女優さん。
長いスパンで女優さんが活躍するのを見るのも楽しみ。
「噂の二人」でヘップバーンと共演した時のシャーリー・マックレーンが「インハーシューズ」で登場した時の驚きを思い出した。



サイトから
 19年ぶりで、舞台が冷戦時代の1957年に変わった“インディ・ジョーンズ”は、恒例の巻頭の冒険から驚きと興奮の連続だ。なんとインディは、ソ連の非情な士官イリーナ(ケイト・ブランシェットが怪演)率いる秘密部隊に捕まった状態で現れ、遺跡ではなく、米軍基地でバトルを繰り広げる。しかも敵の目的は、47年に起こったというロズウェル事件で米軍が墜落したUFOから回収した異星人の遺物。新兵器の実験装置や核実験場も登場し、史実も噂も引っくるめて繰り出される懐かしくて新しい多彩なアクションに息を呑む。 イリーナに拉致された旧友を救うため、アマゾン流域に向かう中盤以降は、怒涛の展開。時代を感じさせる軍用車でのチェイスに、秘境の地形や軍隊アリなどの動物が巧みに絡み、驚き、笑い、手に汗握る。鍵となるクリスタル・スカルも、実在する古代マヤのスカルを遥かに凌ぐ神秘の秘宝と設定。黄金郷エルドラドの伝説や、古代インカで行われた頭蓋変形の風習なども織り込み、壮大な歴史の謎解きを展開する。遺跡の仕掛けも多様で面白い。 少し老いたが、ハリソン・フォード扮するインディの破天荒な活躍も健在。相棒となる青年マット(シャイア・ラブーフ)のきびきびとした姿も好感がもてる。また、第1作のヒロイン、マリオン(カレン・アレン)が再登場し、変わらぬ無鉄砲さとインディとの軽妙なやりとりで気持ちよく笑わせる。3人が育む絆も爽やかで、続編を期待!(山口直樹)(eiga.com)


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