今の時期の花は菖蒲。滋賀県でも石山寺をはじめ、守山など、いくらでもあるが、ネットで大阪の「城北公園」に菖蒲園があることを知り、でかけることにした。 |
3日前にあらかじめ買っておいた「関西おでかけパス」。関西空港見学ツアーを予定していたが、天気予報は雨ということで、見学ツアーの予約はせず。しかし、どうも雨の様子は無し。 |
昭和39年5月に開園した回遊式の花菖蒲園で、面積約13,000uの敷地に、江戸系・伊勢系・肥後系の三系統の「花菖蒲」、約250品種約13,000株を栽培。 |
花菖蒲(はなしょうぶ) アヤメ科。水辺など湿った地に栽培される多年草。高さ60cm〜80cm位で群生する。葉は、隆起した中脈をもつのが特徴。花は、初夏に大きいもので、径15cm位に達し、紫、白、絞りなどの色がある。 〔江戸系〕 東京種あるいは江戸種ともいわれ、旗本の松平左金吾(菖翁)(1773〜1856)の時代から江戸地方で収集改良されてきた品種の総称。 庭の池や流れの岸に植え、群生美を楽しむための品種。 色彩、花形、草勢ともに様々で、他の品種に比べて性質も強く、一般に高性である。 〔肥後系〕 幕末の頃、松平左金吾(菖翁)の手から肥後の藩主に渡った品種が改良されたもので、群生美よりは個々の草姿、花容が重視されるため、鉢植えで栽培され、男性的で、花が大きく、豪華な感じ。 〔伊勢系〕 江戸中期から伊勢松阪地方で改良されてきた品種で、草丈は低く、花茎は葉とほぼ同じ高さまでしかならない。 優雅で清楚な趣があり、鉢植えや茶庭の植え込みとして栽培され、女性的で繊細な感じ。 |
葉の幅 | 生育地 | 開花期 | |
花菖蒲 | 中くらい | 湿地又は乾地 | 5月下旬〜6月中旬 |
アヤメ | 細い | 乾地 | 5月上旬〜中旬 |
カキツバタ | 太い | 湿地又は浅水池 | 5月中旬〜下旬 |