「夢をかなえるゾウ」 2008/05/17



 本といえば、昔は本屋で一度に5・6冊も買ったものだ。最近は本を読みあさるということも少なくなった。まして、本を買うなんて、雑誌以外きわめて珍しい。年末の「このミステリーがすごい!」の1位から5位までをまとめて購入した頃はそれなりにブルジョアだったのかなぁ。今はもっぱら図書館で時代遅れの逸品を探すか、BookOffで100円棚を探すのが日常。


 今回、久しぶりに、大金はたいて思い切って買った本は、1ヶ月ほど前にテレビで取り上げられていたベストセラー水野敬也/〔著〕「夢をかなえるゾウ」。この本、最近社員に配布する会社もあるとか。以前の会社では、会社から「読め」と本を支給されたことが何度もある。たとえば「チーズはどこへ消えた?」など。
 さて、この「夢をかなえるゾウ」。日頃自分を変えたい・成功したいとは思っていても、いつも三日坊主の平凡なサラリーマン:"僕"の前に、ある日、ブクブク太った、顔は象、体は人間のような「ガネーシャ」というインドの神様が現れる。ガネーシャはなぜか関西弁で、僕の家にいそうろうするのだ。ジェットコースターに釈迦といっしょに連れてってくれとかおもしろい場面を入れながら楽しく読ませる。
 すぐにすねる、甘い物好きの神様らしくない神様・ガネーシャが僕に命じる課題は「靴をみがく」から始まり、「腹は八分め」、「会った人を笑わせる」、「人をほめる」、「自分が苦手なことを人に聞く」、「身近にいる一番大事な人を喜ばせる」などなど地味な課題ばかり・・・・。最後は「毎日感謝する」。
 はたして、僕は変われるのか?。
 そりゃ60年も人間をやっていると、どれもどこかで聞いた逸話ばかり。しかし、若い人には新鮮な話題で、サラリーマンから事業者が感激して実践しているという。「売れない」と悩む営業マンにもお勧めです。
 著者がメチャメチャ若いのがシャクだけど。しかし、自分はこのどれもちゃんと実践できるのか?。今日からひとつでもやってみよう。


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