但馬大仏 2008/01/16



青春18切符の今回は先週同様、山陰へ。今度は2回分なので、それほど遠くへは行けない1泊の旅。2年前の越前大仏と縁深い但馬大仏をめざす。朝栗東を7:08に出発。


城崎温泉駅で時間待ち。


何度も立ち寄るおなじみの駅。


雨。今回も波乱の旅?




香住に降り立つ。
但馬大仏への全胆バス「村岡行き」の時間待ちに駅前の食堂で軽い昼食を。


レトロな雰囲気が好き。


村岡行き13:10のバス。


車窓は次第に真っ白な雪の原。


バスは雪のわだちを時速15〜20kmでゆっくり安全運転。


まさに、真っ白な雪原、冷たそうな川。


約50分のバスで「川会」バス停まで。


矢田川を渡り


村の人に聞くと、「そら、そこに見えるよ。しかし、歩いては大変だよ。」
確かに、五重塔の頭は見える。民家の間をぬけ、ようやく車道に出る。


車だったら余裕ながら、登り道をハァハァいいながら15分。


この道で合っているのかと不安になってきたころ、突然、見えた。


2年前の越前大仏も深い雪だった。

2006/4の越前大仏



ここを通れってか?




ここで団体記念撮影するの?




拝観料800円。


観光客なんて誰一人いません。


越前大仏と同じ、勝山のタクシー王、多田氏が建設。


こちらは多田氏の奥さんの実家が檀家になっている長楽寺に巨大な仏像を建設したもの。


回廊もりっぱ。直径42cmもの欅の柱は54本。






巨大な大仏殿の中は金色に輝く3仏。身の丈15.8m、床面から光背の最上部までが25.3m。


中央に釈迦如来、向かって右に薬師如来、左に阿弥陀如来。


寄せ木作りに132万枚もの金箔が貼りめぐらしてあるという。


木造座像としては世界一という。



大理石造の千体仏に囲まれて。






写経机らしい。




大仏殿 間口55m、奥行36m、高さ40mの重層寄棟造。


五重塔は日本で2番目に高い70m。室生寺の五重塔を巨大化したような。そういえば、日本一の越前大仏の五重塔は売りに出されているとか。こういうでっかい物は寄進されても維持費にものすごく金がかかる。多田氏はここの建設中に亡くなられたというが、壊すのにも莫大な金がかかるし、大変なようだ。






五重塔は越前大仏はエレベーター、こちらは階段で。


人に優しくのつもりと思うが、緩やかなスロープすぎて上りにくく下りにくい。





五重塔てっぺんから。


敷地、建物が越前大仏に比べてひとまわり小さめ。






門前の土産物屋は2軒のみ。若い兄ちゃんたちが威勢の良い声で呼んでくれるがこちら一人なのでちょっと気恥ずかしい。


観光バスが到着。ちょっとホッとする。



ご老人二人の店で無料の甘酒をいただく。暖まる。






香住へのバス停まで20分ほど。


雨はますます激しく。とにかく、バス停まで行っておこう。


途中の道から。雪の中で。


激しい雨にくもっています。


川会のバス停までたどり着いても、喫茶店などがあるわけでもない。
農家の耕運機ガレージを雨宿りに借りて、震えながら半時間以上バスを待つ。


香住まで再び約1時間。


途中からは完全貸し切り状態。


餘部鉄橋を渡るとすぐ餘部駅。17:50着。もう暗い。


宿はインターネット掲示板を運営している餘部鉄橋真下の「民宿川戸屋」さん。ちょうどいっしょに降りた人が私の家は川戸屋さんの裏だから案内しますよと。ありがたい。一人だったらかなり迷っただろう。


着いたら早速夕食。カニすき。


なかなか本格的なかに料理はあたらないもので。


ごちそうさま。


ごはんを入れてのかに雑炊もなかなか。全部食べてしまった。


翌日の餘部鉄橋


但馬大仏、餘部鉄橋メニュー


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