ベルギー王立美術館展、オムニマックス恐竜映画 2007/06/15



関西は梅雨入りしたと言われる本日、大阪へ。


国立国際美術館は久しぶり。












事前知識にビデオを。





 ベルギー王国が世界に誇るこの美術館は、1801年の設立政令以来200年以上の歴史を持ち、15世紀から20世紀までの約20,000点を所蔵する、同国を代表する最大の美術館です。本展は、ブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヨルダーンスら16、17世紀フランドルの巨匠たちにはじまり、クノップフ、アンソールら象徴派、さらにマグリット、デルヴォーらシュルレアリストなどの20世紀の作品まで、同館から選りすぐりの87点によって、豊饒のベルギー美術400年の歴史を展望する内容となっています。
 今回とくに注目すべきは、現存の油彩作品が40点ほどしかないピーテル・ブリューゲル〔父〕(?)の《イカロスの墜落》が日本初公開されることです。近年、作者をめぐって熱い議論が展開されていますが、光と空気をはらんだような瑞々しい色彩と豊かな風景表現、細部に至る緻密な描写が見事なこの作品は、まさに王立美術館の、さらにはベルギー王国の顔として長年広く親しまれてきました。ベルギー美術の粋を集めた本展にどうぞご期待ください。

右の子供のお尻、左の酔っぱらいの嘔吐が加筆で伏されていた時の写真が横に。修復してこのように当初のままに戻したという。当時の時代を物語る。


ヤーコプ・ヨルダーンス
《飲む王様》
1630年代
油彩、カンヴァス

神話を題材とした唯一のブリューゲル作品。名匠ダイダロスは息子イカロスとともに幽閉されているクレタ島から脱出するため、鳥の羽根と蝋を用いて翼を作ります。息子に自分の後に従い、高すぎず、低すぎず飛ぶように指示をしますが、若いイカロスは大空高く太陽に近づこうとしたので、熱で蝋が溶けついに海に墜落してしまいます。(※作品右下、船の手前に見えるのが、海に沈むイカロスの手足。)無謀さや愚行への警告と同時に、手前に描かれた農民や羊飼いの姿が、勤勉と労働の美徳を示しています。


ピーテル・ブリューゲル〔父〕(?)
《イカロスの墜落》
16世紀後半
油彩、カンヴァス

油彩画の誕生はベルギーとか。等身大の肖像画、陰影の巨大画など、ちょっと変わったものを見ることができた。








前にある大阪市立科学館についでに。


プラネタリウムと映画が交互に上映。映画でも観るか。600円。




アシスタントのお姉さんもきれい。
巨大な円形スクリーンに上映される恐竜のリアルな動き。これはみものです。
オムニマックスでは、通常の映画フィルムの約4倍のフォーマット(縦5cm×横7cm)を持つため、非常に美しく鮮明な映像を楽しむことができる。70mmフィルムを使用してそれを横送りするのが特徴。

南米アルゼンチンのパタゴニアには、かつて史上最大の恐竜が棲んでいた。草食恐竜のアルゼンティノサウルスは、体長35〜40m、体重はなんと80〜100トンもあったという。さらに、T-REXよりも大きく、肉食恐竜では最も大きなギガノトサウルスなど、最新の研究成果を元に、巨大恐竜がドームスクリーンいっぱいに、時を越えて今よみがえる。


予告編から


これこれ、2008年に復活?、楽しみ。


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