ロダン−創造の秘密 白と黒の新しい世界− 2007/04/22



兵庫県立美術館

JR灘駅で降り、雨の中、兵庫県立美術館へ歩く。

2年前に来た。






 ミケランジェロとならび、世界で最も有名な彫刻家、オーギュスト・ロダン。サブタイトルにあるように、彼がブロンズ、大理石、石膏などの作品をどのように制作したか、材料を使い分けた理由など単なる彫刻作品の展示に終わらず、多くの勉強ができた。絵画は複製は不可能、版画は版の耐久性からこれも完全な複製は難しい。これに比べ、彫刻は先日の「ルーブル彫刻美術館」のように、本物から型をとれば、全く同じ物がいくつでも作れる。写真作品同様、彫刻作品は複数制作も折り込み済み(販売も)で、いくつあってもかまわないという考え方でいいのではないかと思う。手足のパーツを複製して群像作品に利用した例、いかにして大理石作品を作るのか、彫刻作品は展示の仕方(高さ照明なども重要)など彫刻作品の見方が変わる。彫刻作品に関する疑問が少し解けたような気がした。
地獄の門、パンセ、バルザック、接吻など、有名な作品群に感銘する。


ポストカード3枚買いました。


 ビデオでロダンとその弟子カミーユ・クローデルの愛、悲しい運命、そして二人の作品が並べられたロダン美術館など、非常に感銘する。


外光が新鮮。


美術館の前から灘駅の方向。


ツツジとまだ残る八重桜。
つれづれぐさページへ戻ります。



2007年のつれづれぐさへ