千本ゑんま堂の普賢象桜 2007/04/21



 今年はしつこく桜を追いかける桜ストーカー。しかし、さすがにどこも散り初め、終わりなど。今日の日よりは曇りがちながら、昼間は職場の室内29℃という、もう初夏。朝勤務が終わって京都、市バス千本鞍馬口で降りる。
 今日はかなりマイナーなところへ。千本ゑんま堂のフゲンゾウサクラは最も遅咲の桜のひとつ。


引接寺(千本ゑんま堂)には、巨大な閻魔大王がいらっしゃる。


せまい境内ですが。


5月のわらべまつり、ゑんま堂狂言など来訪者は多い。


今日は「夜桜の夕べ」というイベントがあるらしい。


天下の名桜「普賢象桜」はこれだ。


仁和寺の御室桜が終わっても更に普賢象はまだまだ・・・・と言われている。


応永15年(1409)、後小松天皇の薦めで当山を参詣した将軍・足利義満は、境内に咲き誇ったこの桜に感服したという。


下を向いて垂れる大きな花冠は見事。


京都の観光案内センターによると、今年の桜は全て、「桃色が薄く、あまりきれいで無い」とのこと。異常温暖、寒暖の差など、いろいろな影響のようだ。


普賢象の説明。








この花はハラハラと花びらが散るのでなく、花冠ごと、ボトリと落ちる。




今は一つも落ちていないが、あと1週間もすれば、ゴロンと首が落ちるように。見てみたい。


これが地面に落ちた「花」。椿の花のようではないか。


ここに「紫式部供養塔 」がある。重要文化財 高さ6メートルの堂々としたもの。


塔と普賢象の組み合わせが有名な被写体。




確かに、少し右に傾いている。ピサの斜塔・・・




「わらべちゃん」って愛称だそうです。










地蔵さん群。地下鉄工事の時、地中から出て来たとか。


水をかけるのが供養だそうです。


8月にお精霊迎えお精霊送りが行われる。


閻魔法王と地蔵菩薩は同じお方との由縁から、ここにお地蔵さまがあるのは納得。


さて、本堂


近づいて見られないので。


サイトから写真を借用しました。高さ2.4m

ゑんま様は怖いお顔から、地獄の支配者のように思われますが、実は人間界をつかさどる、私達に最も身近な仏様です。
死んでしまった人間を、あの世のどこへ送るかを決める裁判長の役目を担っていらっしゃいます。ゑんま様は、人間を三悪道には行かせたくない為に、怒りの表情で、地獄の恐ろしさを語り、嘘つきは舌を抜くと説いて下さるのです。
京の都が火の海となった応仁の乱の為、当初の閻魔法王は焼失され、現在のお像は長享二年(1488)鎌倉時代の仏師定勢により刻まれ再現安置されています。



うーん・・・・・




ありがとうございました。


今年の桜ストーカーはこれにておしまい・・・・

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