京都絞り工芸館 2006/06/24
京都絞り工芸館は初めての訪問。
バス「堀川御池」で降りるとすぐ。
京都絞りの工場で多くの名画を再現したという。
北斎の「富嶽三十六景」、ダビンチの「モナリザ」、「最後の晩餐」など、見事なもの。
今は絞りの需要が激減、職人さんの危機。いっしょうけんめい説明してくださる。
プラスチックの容器が登場以来、染める桶を作る職人さんもいない。
水分を含んで桶が締まる、麻ひもが縮むなどの原理で自然に力がかかるという。
絞りの原理を聞くとなかなかおもしろい。紙芯を入れて糸で縛って、そこが染まらないようにする。
雑誌などでも紹介され、見物に来る人が増えたという。
絞りでしか表現できない美しさ。それにしても、あの工程でこれだけの絵を実現する作業は想像を絶する。
採算度外視の職人たちの意地??
紅白歌合戦で都はるみが総絞りの着物を着て出演など昔のはなし。絞り職人にはつらい現実。
和装はもちろん、多くの洋装関連にも絞りの製品を工夫している。
作品の絵はがきを購入、スキャナで取り込んでみた。
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