近江八幡市浅小井町の祇園祭 2005/07/17



今年は、7/16が土曜日、7/17が日曜日と、京都は祇園祭の宵山、曳山と、最高のタイミングで、例年に勝るものすごい人出が予想される。京都の祇園祭は以前、あまりにもものすごい人で、「何を見に来たのか」という印象である。そこで、同じ日に毎年行われる、近江八幡市の浅小井町の祇園祭を初観覧とした。娘がこの地に家を建てて初めての祭りであり、楽しみ。


以前、イ草の館を訪れた時、ここに保管されている6基の曳山を見た。今日は扉が開かれ、ずらりと並ぶ。

昨年のレポート


6基のうち、3基は担当町の小路に置かれている。


曳山のてっぺんの飾り物は毎年工夫した物を新調する。


京都の曳山のように、木製の車があるが、曳くのに非常な力が必要で、人出不足から、ゴムタイヤを設置するようになった。
りっぱな曳山であり、このゴムタイヤが無ければ、重要文化財指定になったと言う。



今日は、入場料は無料とのことで、また、入ってみよう。


入口のディスプレイ。


わずか、150世帯ぐらいの町ながら、多くの文化財がある。


6基の山の保管する蔵が今も、各小路に建っているが、結局、全ての山はこのイ草館に保管することに。




イ草の製造工程を勉強。


多くの農業機械や装束が陳列されている。


昔のタクシーも。


手動の機械。「打つ」と言うんだ。


当時は、特産のイ草によって、この小さな町に莫大な利益をもたらす。


莫大な利益は、りっぱな曳山製作、祇園祭の発祥へ。


さて、13時ごろになると、いよいよ、人が集まってきた。


えっ、ピース?


さて、3基のうち、まず、1基がスタート。


次の山です。中には数人の老若男女が笛でにぎやか。


そこのおじさん、手伝って!。なんと、観光客にも、曳き手を依頼。ほんまに人不足なんだ!!


驚いたのは、てっぺんにいる人がなにやら、木製の治具。電線を上に押し上げながら。


うちの娘の住む小路の曳山は西出山。これがいちばん大きくきれいだった。


最初の曲がり。


ゴムタイヤがあり、スムーズに動くものの、結構方向転換は大変。


せまーい小道を進む。


前がちょっと止まっています。


空き缶製のいらっしゃーいカカシ。


おねえちゃん。がんばれ。


どこでも、意外に電線がジャマする。








さーて。


ここで、大きな曲がりへ。


気をつけろー。


バリバリバリー。


なに、民家の樋をドラゴンがぁー。家のおばさん、飛び出てくる。あーあ。ごめんごめん。


背景も時代風に。でも、曳いている人、日本の人?


2基が仲良く譲り合い。


孔雀の飾り物。この電線押し上げは秘伝のわざ。このおっちゃんがいちばん技術が必要。


石屋さんの展示の近くを通る。




自動車がビュンビュン通る道を一時止めて、横切る。


がんばってマス。


さあ、もう少しで、ゴールです。


この山も電線に苦労してます。


ダメダメ、もう少し戻ってー。


3基並んで、もう少しでゴール。


観光の外人さんも、曳いてー


ここがゴールの今宮天満宮。昨夜は、10m以上もの大たいまつを燃やした。地面は真っ黒。


由緒ある神社です。


順に集まってくる。


ようやく、6基が集合。


子供たち、ごくろうさま。






暑うー。氷屋さんは繁盛。


やっぱり、青りんごを注文。


懐かしの黄緑色。


今年のブームの「義経」、「愛・地球博」


子供たちの鼓笛隊演奏。


大人の鐘行進。


上から、ちまき、お菓子などを巻いてくれる。みんな取り合い。


もっと、こっちに投げてぇ。


つれづれぐさページへ戻ります。



2005年のつれづれぐさへ