スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画― 2021/09/18



佐川美術館


今日も暑い


佐川美術館






チケットをいただいたので・・・



プチ・パレ美術館とは
スイス・ジュネーブのプチ・パレ美術館は、チュニジア出身の実業家オスカー・ゲイツ(1905-1998)が絵画、彫刻など自身のコレクションの展示を目的に自宅敷地内に設立した美術館です。「平和に奉仕する芸術」を理念に芸術を愛し、多くの人々と生きる喜びを分かち合いたいという想いで、1870年代から1930年頃までのフランス近代絵画の作品を中心に収蔵、公開してきました。印象派から新印象派、ナビ派、フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリに至るまで その作品は多岐にわたります。現在は美術館として一般公開は行わず、展覧会への貸出を中心に事業を展開しています。



伝統的な写実主義のもと、一部の富裕層や貴族など特権階級の間で愛好されてきたフランス絵画。19世紀末から第一次世界大戦勃発(1914年)に至るまでの時期は「ベル・エポック」(良き時代)と謳われ、美術史上新たな画期を迎えることになります。産業革命を経て都市の近代化が進み、自然科学が発展したこの時代、芸術の分野で様々な様式が現れたのです。

光と色彩を追求した印象派の画家たちが登場し、これまでに無い新たな芸術を生み出そうとする機運が高まり、画家は独自の感受性を持って現実世界に目を向けるようになります。描かれるテーマもダンスホールやカフェ、芸術家たちの交流など、市井の人々の暮らしぶりに焦点が当てられ、当時の庶民にとっても芸術が身近な存在となりました。

本展ではスイス プチ・パレ美術館の主要コレクションから、印象派やナビ派、フォーヴィスムやキュビスム、エコール・ド・パリの画家たちまで、約半世紀の間に起こった多彩な絵画様式の個性あふれる作品65点をご紹介いたします。



印象派
色鮮やかな色彩と素早い筆遣いが特徴的な印象派。1874年にパリで開催されたグループ展でルノワールをはじめ、印象派の画家たちは当初厳しい批評を受けました。しかし、戸外の光の効果を用いた明るい色調と的確な筆遣いが次第に評価されるようになり、印象派の画家たちはその地盤を築き上げます。



印象派と新印象派の違いは分かった

キュビスム
立体的な対象を平面に解体して描く、大胆な造形を試みた絵画様式「キュビスム」。「フォーヴィスム」が色彩における絵画の革命であったのに対し、形態の革命と評されています。それまでは一つの視点から対象が描かれていた事に対し、様々な角度から見たイメージが一つの画面に描かれています。



エコール・ド・パリ 
特定の芸術理論を掲げず、画風も様々な「エコール・ド・パリ」の画家は、「パリ派」とも呼ばれ、諸外国からパリ(特にモンマルトルやモンパルナスを中心)に集まり、創作活動を続けました。主に1880年代から活躍し、当時流行していた「キュビスム」など他の流派とは一線を隔し、抒情的な哀愁漂う作風が特徴的です。



出品作リスト

気に入った絵があったが、ネットでは見つからなかった






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