京都「三年坂美術館」では明治時代のものすごく精密に創られた美術品を見ることが出来る。これらの展示品および最近の作家の作品を含めて「驚異の超絶技巧」の展覧会が大阪で!。 |
本物と見まがう野菜や果物、自在に動く動物や昆虫、精緻な装飾や細かなパーツで表現された器やオブジェ…。近年注目の高まる明治工芸と、そのDNAを受け継ぐ現代の作家たちによる超絶技巧の競演をご覧いただきます。人間の手が生み出す奇跡のような技術に加え、洗練された造形センスと機知に富んだ、驚異の美の世界をお楽しみください。 |
しまった。双眼鏡を忘れた。今回こそ必要だった。貸し出し500円。ただし、預り金5千円?、そんな金持って来てない。よほどこの単眼鏡は高価なんだろう。 |
先ず最初に目に入って来るのは、白い皿の上に秋刀魚の骨。ななんと、これが1本の木から彫ったものだという。皿の縁で秋刀魚は繋がっている。皿の反りで出来る秋刀魚と皿の間の隙間は刃で彫り出したというのだ。作者は元プロボクサー、芸大に入り木彫を学ぶ。油絵具で彩色しているという。 |
そんな途方のない精神力、緊張の継続は想像も出来ない。展示の最後のほうにも鉄条網を木彫で製作した作品もあった。 |
「自在」 鳥、魚、昆虫などを金属や木で本物そっくりに作ったフィギュア、そして羽根、脚、頭、口などが動くのだ。蛇、伊勢海老、鯉、蜂、蝶、龍、鶴・・・ |