原発の町で生れ育ち、原発で働き、原発事故ですべてを奪われた。 これは天命か、それとも陰謀か?老人は、謎解きの旅に出る。
形式
一幕四場の出演者一人による朗読劇。 元・原発技師だった老人の独白が展開されます。 二場と三場の間に十五分間の休憩。 それを入れて、計二時間弱の公演です。 背景にスクリーンがあり、劇中の重要なワードなどが、 映写されます。他の舞台装置は不要。
物語
一場 原発の町で生れ育ち、原発で働き、そして原発事故で すべてを失った主人公のパーソナル・ヒストリー(個人史) 二場 原発が作られ、日本に入ってきた事情。 原発の仕組み。福島事故の実態。 三場 主人公のチエルノブイリ視察体験。 被曝による医学上の諸問題と現実。 放射線医学界の謎。 四場 原発を動かしている本当の理由。 利権に群がる原子力ムラの相関図。