日本三名橋に数えられる大津市の「瀬田唐橋」の塗り替えがほぼ完了した。当初案は元のクリーム色だったが、地元の商店主らが「風情がない」と反発して「色論争」が紛糾。「色論争」から2年半を経て、33年ぶりに生まれ変わった唐橋である。 色論争は2009年秋、県が1979年の架け替え時と同じ「白木をイメージした木造色」への塗り替えを発表したところ、住民の間で朱色や木肌色、欄干の木造化を望む声も出てきたため県は2010年夏に検討委員会を設置。昨年2月に「木造橋をイメージできるような唐茶を基調とした色合い」とする提言をまとめ嘉田由紀子知事に提出した。 |