来日40年を迎えるブライアン・ウィリアムズ氏(1950-)は、山あいの集落や比叡山の鬱蒼とした木立をぬけて開ける琵琶湖の大パノラマ、夕日にうすれゆく山並み、穏やかな波がよせては返し葦などの植物が複雑に絡み合い一体をなす水際といった、日本の自然美を描いた絵画作品を通して、人間が自然と調和して営みを続けていた頃の、取り戻すべき「のぞましい」景観を提案してきました。 本展では、琵琶湖はもとより、日本各地の風景や、海外の自然・文化遺産を描いた作品を公開。特に3メートルを超える作品の一部は展覧会場以外の館内空間にて展示いたします。未だかつて観たことのない「曲面絵画」の誕生と、その広がりをお楽しみください |