バンクーバー冬季オリンピック終結 2010/03/02



カナダバンクーバーオリンピックも終わった。


 雪不足やリュージュ選手の事故死、審判のミス、設備の不具合など、普通考えられないトラブルも多く、このためにメダルを逃して悔しい思いをした選手も多かったようだ。


オリンピック初の屋内の開閉会式。

 
屋内は照明効果が大きく、幻想的な美しいセレモニーだった。



 
男子フィギュアで銅メダルの高橋大輔。


前回に続き、人気のカーリング。


もう少しというところで残念。


さて、17日の会期中で日本で最も沸いたのは2月26日の女子フィギュアフリー。


日本の浅田真央vs韓国のキムヨナの一騎打ち。


 先にショートSPで浅田をリードしたキムヨナ。フリーで五輪初のトリプルアクセルを跳んだ浅田。しかし、ちょっとしたミスもあり、完璧に演技したキムヨナの方が圧倒的な差で勝利した。


浅田のトリプルアクセル。


 「流れるように涼しげに舞ったキムヨナ」。<4回転−3回転の連続>も<3回転−2回転の連続>も同じ点数になってしまうという基礎点のつけ方のあいまいさなど、この五輪後にも採点基準について見直しがあるそうだ。男子フィギュアでも4回転を跳んだロシアの選手が銀で、跳ばなかったアメリカの選手が金という結果にも大きな疑問が。
 たしかに、キムヨナの圧倒的な氷上の美しさには感動する。ものすごい韓国の国民の期待が一番のライバルと言われたほどのプレッシャー、それこそ「負けたら死んでお詫びを」の境地だったろう。しかし、まったく危なっかしくなく、見事に舞いきった完璧の演技。何百回、何千回と練習を重ねた証拠である。真央ちゃんと比べて同じ歳でもまったく違う「女」を感じさせる。


韓国、日本、カナダの順位。
カナダのロシェットは開会直前に母親を亡くした。


開会式の時、4本の聖火台が故障で3本しか立たず、閉会式の時に点けなおすというエピソードも。


最終日に「国技」アイスホッケー男子でカナダが優勝したことも手伝い、閉会式は華やかな祝祭の場に。

それにしても、韓国と日本で人口の差、国土の面積差を考えると、メダルの数の差はいったいなんだろう。
国の人口 選手数 役員数 合計
日本 1億2千万 94 111 205
韓国 4千9百万 45 37 82

日本は、選手の数と役員の数は何だ。遊びで行っている役員連中のために、コーチ・監督もはじき出されているとか。
役員連中はビジネスクラス、選手たちはエコノミーで何時間も機内の末の競技とか。
さらに、お金のかけかたが違う。
これでも、長野オリンピック時の収益を使ってきたそうだが、これも今回で使い果たしたという。
今後、どうなることやら。


4年前も同じことをつぶやいていたことに驚き。


 五輪発祥の地ギリシャと次の開催国ロシアの国歌が流れる。バンクーバー市長から次回開催地のロシア・ソチ市長に五輪旗が渡された。オペラとバレエのパフォーマンスなどでソチが紹介されると、男子フィギュアスケート銀メダリストのプルシェンコ選手らが笑顔で手を振った。4年後はロシアのソチ。4回転を跳んで金メダルを取れなかったプルシェンコ。今回のロシアのメダル数には大統領が激怒しているとか。


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