NHK朝ドラ「ちりとてちん」の撮影セット見学 2008/03/08



 毎朝のNHKの連続テレビ小説は、約50年になるという。だいたい年に2作のペースで、現在は第77作めになるそうだ。この中には、お化けドラマとも言われた「おはなはん」、「おしん」もあるわけだが、自分の記憶にあるのは「澪つくし」あたりからで、以降ほぼ全部見てきた。朝の出勤前の時計代わりとも言われている。昔の放映作品を知ると、その当時の自分の人生を確実に思い出させてくれる。滋賀県が舞台になった「はっさい先生」、「ほんまもん」をはじめ、「ふたりっ子」、「私の青空」、「ちゅらさん」、「てるてる家族」、「風のハルカ」など、好きなドラマだった。

 さて、現在放映中の「ちりとてちん」は、昨年10月からスタート、この3月末で終了するが、脚本の見事さに加え、キャスト、演出とも、過去最高の出来と思う。こんなにおもしろく、笑わせ泣かせるドラマは無かった。福井県小浜出身のネガティブ思考、普通のヒロインが大阪へ来て上方落語に触れ、女流落語家をめざすという物語。毎週ことわざをひねった絶妙のサブタイトルに合わせ、笑いと涙のストーリーが展開される。

 放映はあと1ヶ月となり、既に撮影は完了していることから、NHK大阪の8階の撮影セットを1階に移設して、ファンに公開するというサービスである。


朝勤務明け、NHK大阪に。JRが遅れ、15時過ぎになってしまった。


長さ100m以上もの長い待ち行列にびっくり。


平日だったら、まず無いだろう、この行列。


当のNHKも、こんなに人気が出るとは思わなかった?


インターネットの掲示板でも大人気。あちこちで出演者たちのファン感謝デーまで開かれた。


少しずつ行列を切り、余裕をもって見せているようだ。ようやく、入り口に到着。


パンフレットをもらう。


開いてみると・・・・


師匠の草若の「自宅」、ヒロイン若狭夫婦の住む「離れ」、前の飲み屋「寝床」がそのまま展示。


普通はドラマの撮影が終わったらすぐ壊してしまうという。


「ちゅらさん」、「風のはるか」なども続編が制作されたが、今回もあるらしい。


ドラマ内で登場する上方落語の演目を特別に放送。深夜だけど、全部録画した。


今日は土曜日、明日まででもあり、とにかく、ものすごい人。


「喜代美(ヒロインの名前)ちゃんのあの場面だ。」




子供たちもみんな知ってる。


まず、師匠の部屋です。


師匠(渡瀬恒彦)もドラマ内で死んでしまうが。


蔵書はどんな本か。セミ(ヒグラシ)のマークが徒然亭の紋。


芸が細かい調度品など。


女優「貫地谷しほり」は多くの映画、テレビで活躍してきた演技派。


師匠役の渡瀬さんをはじめ、兄弟弟子役は落語の演技には、相当な努力をしたのではないか。


草若の持ちネタ50選。いくつ分かる?


喜代美の母 糸子を演じた「和久井映見」も非常にうまかった。


テレビではここもよく登場した。


師匠の家まるごとのセットです。




汚しも見事。大阪ガスやNHKまで。


昔のテレビだったらモノクロボンヤリなのでごまかせるが、今はハイビジョン放送。セットも本物。


喜代美と草々夫妻の住んだ離れ。
二人は隣の部屋に別々で住んでいたが、壁が壊されて。



草々の部屋らしい。表紙と背中だけで、実際に無い本もあるんだろう。


ビルの中とは思えぬ本物そのもののセット。


この濡れ縁に座って話す場面も多かった。


いかにも落語家のいそうな・・・・


道の筋向いの飲み屋「寝床」。
看板、のれんの文字は熊五郎役の木村祐一の直筆。



ここも人気の場所。



店内のちらし。



ドラマのためだけにこういう物も、まじめに作るものだ。




調理の熊五郎さん側から見た店内。


レジもテレビもレトロ。




実際にありそうなメニューもスタッフが知恵を絞ったという。


こんな飲み屋なら入ってみたい。




NHKの東京、大阪と交代で制作している朝ドラ。関西人には、やはり大阪の回がおもしろい。


こうして見ると、セットには屋根が無い。


うまいこと撮るもんだ。



新聞、雑誌などの評もかなり見た。これは読売新聞。(マウスが乗ると拡大します)



出演者が実に仲が良いことがメイキングの映像などで分かるのもほほえましい。
この名作は将来にわたって遺してほしいと思うばかりである。

全サブタイトル
「笑う一門には福来る」              第26週( 3月24日〜)
「大草若の小さな家」 第25週( 3月17日〜)
「蛇の道はヘビー」 第24週( 3月10日〜)
「終わりよければ滑ってよし」 第23週( 3月 3日〜)
「聞かぬは一生の箸」 第22週( 2月25日〜)
「嘘つきは辛抱の始まり」 第21週( 2月18日〜)
「立つ鳥あとを笑わす」 第20週( 2月11日〜)
「地獄の沙汰もネタ次第」 第19週( 2月 4日〜)
「思えば遠くへすったもんだ」 第18週( 1月28日〜)
「子はタフガイ」 第17週( 1月21日〜)
「人のふり見て我が塗り直せ」 第16週( 1月14日〜)
「出る杭は浮かれる」 第15週( 1月 7日〜)
「瀬戸際の花嫁」 第14週( 1月 4日〜)
「時は鐘なり」 第13週(12月24日〜)
「一難去ってまた一男」 第12週(12月17日〜)
「天災は忘れた恋にやって来る」 第11週(12月10日〜)
「瓢箪から困った」 第10週(12月 3日〜)
「ここはどこ?私はだめ?」 第 9週(11月26日〜)
「袖振り合うも師匠の縁」 第 8週(11月19日〜)
「意地の上にも三年」 第 7週(11月12日〜)
「蛙の子は帰る」 第 6週(11月 5日〜)
「兄弟もと暗し」 第 5週(10月29日〜)
「小さな鯉のメロディ」 第 4週(10月22日〜)
「エビチリも積もれば山となる」  第 3週(10月15日〜)
「身から出た鯖」 第 2週(10月 8日〜)
「笑う門には福井来る」 第 1週(10月 1日〜)


つれづれぐさページへ戻ります。



2008年のつれづれぐさへ