聖ポール天主堂跡 2007/12/19



マカオで最も人気のあるスポット。京都なら清水寺というところか・・・




大迫力!!


1565年、イエズス会はマカオに定住し、キリスト教の布教を開始。
1594年、イエズス会はマカオにキリスト教学校を設立し、更に1602年、その学校内に聖堂を建設。これがこの聖ポール天主堂。

1762年、イエズス会はこの地を終われ、これらの建築物はその後市政府庁舎として使われ、更に軍の駐屯地となる。
1835年、兵舎厨房から出火し、教会にも引火、壁面を残して全焼してしまう。

元々の天主堂は3つの主たる殿堂から成り、これらの建築には中国人のみならず日本人も参加していたことが、現存する壁面と考古学調査から判明している。



こちらも世界遺産とか。


聖ポール天主堂跡の裏には地下納骨堂がある。
この納骨堂には日本とベトナムの殉教者の遺骨が納められている。
中には簡単な礼拝台があり、両壁には大理石とガラスのケースに一部の遺骨が収められている。

日本人殉教者の多くは、江戸時代のキリシタン禁止令により日本を逃れたキリスト教徒だそうだ。
今から400年も前、江戸時代初期に、キリスト教を信じて海を渡り、はるかこのマカオに地で教会建設に携わり、この地の土となった人々に思いを馳せるに、歴史のロマンを感じる。


火事でこの薄い外壁と68段の石段が残ったのは奇跡的。映画のセットみたい。










体の悪いところをさするとよくなるというが・・・・・・




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