”大坂城”に変身した伏見桃山城 2007/10/29



 豊臣秀吉の伏見桃山城は本丸跡が明治天皇の伏見桃山陵になったため、1964年に旧伏見城・御花畠山荘跡に鉄筋コンクリートで再建された。外観デザインは桃山文化そのものの華やかで見た目美しい天守閣になった。「伏見桃山城キャッスルランド」 というテーマパークとして多くの観光客を呼んだものである。学生時代にも訪問したことがある。天守内には秀吉関連の資料、黄金の茶室などのディスプレイなど、なかなかのものだった。しかし、経営不振で、ついに3年前に閉鎖されたことはつい、この間のように思い出される。閉鎖されて立ち入り禁止になっていると聞いて、再び訪問することは無かった。
このたび、映画の撮影のために、この天守をお化粧直しして大坂城に変身させたというから、これは、見に行かねば・・・・・。


 京都から近鉄で「桃山御陵」駅。以前、何度も何度も営業に来たことがある。
いまや、定期バスが廃止されたということで、歩くしかない。



坂道が続く住宅の中をただ登る。そして、ようやく。


オープンして40余年。しっかり残っていた。


閉鎖といっても立ち入り禁止になっていなかった。


東映映画「茶々天涯の貴妃」。正月映画の大作。滋賀県内でも、あちこちでロケが行われている。








巨大な桐の紋の扉越しに。


連立天守が現れる。




圧倒、伏見桃山城。


お化粧前の姿です。


右が大天守、左が小天守。


小天守はお化粧せず。


大天守だけ鯱は金に、壁に虎。


経費節減か?。大坂城には小天守が無かったから大天守だけを画面に入れるのでは無いか?と・・・


桜の季節は美しく映える。


左から回ると・・・


黒地に虎、まぎれもなく、大坂城や!


化粧直しに1億円かけたという。


唐波風があるところが華やかさを感じさせる。


撮影のために臨時で立てられたセット。右の方だけを使うんだろう。


天守の真下まで近づく。


小天守を裏から。




豊臣方の旗もなぜか悲しく・・




土塀にキヤスターが・・・




撮影機材だろうか。




はりぼての石垣。

撮影が午後からあるということで、いったん、下まで降りて昼食に。



このあたりの地名などはやっぱり、それらしい。




JR桃山駅前の喫茶店でおいしいカレーとコーヒーを。

再び坂を登って・・・撮影風景が見られるか?


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