MEGMILK工場見学 2007/05/16



 あの雪印乳業事件があってから久しい。我が家は朝食時必ず牛乳を飲むほど牛乳好きだが、最近スーパーで赤いパックの牛乳「MEGMILK」を見かけるようになった。赤という色で牛乳はちょっと衝撃的だが、牛乳は白いパックという常識に対して、赤の方が日光を通さず保存性にいいんだそう。
さて、そのMEGMILKの工場で工場見学ができるとあって、平日の公休の日で電話予約した。
午前と午後のコースのうち、午前の予約はゼロ。「おひとりでもご案内できますよ」。
シャイな自分、若いギャルと2人になるなんて・・・。
「午後の回は40名の団体様が予約されてますが、そこに混ざってもよろしければ・・・」。
「ぜんぜん大丈夫です」。


京都駅の33番線に乗ることはめったに無い。


JR山陰線吉富駅に初めて降りる。無人駅で、そのまんま郵便局と同居とは驚いた。


13時半の回に間に合うよう駅から1kmを歩く。


ひっそりした田んぼ道、きれいな園部川を渡ると工場が見える。


正門に挨拶して。


工場棟へ。


玄関のディスプレイ。




なんと、晴れがましい。えっ?、女性部?。


はたして、ギャル(じゃなくオバチャンたち)とオジン1人という見学グループに!。


オリエンテーリングは会社、工場、製品の説明、ビデオを見る。


 いかに地域環境に考慮して建設されたか。徹底した製品の品質安全への気配りなど。
ウィスキー、ビールなど工場見学はいろいろしてきたが、子供たちへの給食、一般家庭対象の牛乳となると、世間の目は更に厳しいだろう。


牛乳パックは特別上質の材料が使われていることは知っていたが。


なかなか楽しい。帽子ができるとは。


原料となる生乳の半分以上は北海道から受け入れ残りは地元からだとか。


均質、殺菌など巨大なタンク、パイプライン。




 自然環境に対応。周囲は田んぼ。夜の光を極力抑えたり、音の配慮、工場建屋の影が最小になるようにシュミレーションして建築位置まで決められたのだとか。



紙パック詰めなどロボットの自動化ラインをガラス越しに見学。




正味期限切れまで、全製品のロットは保管されており、問い合わせなどにトレースできる。


ヨーグルトのラインもある。


緑が映える工場周辺。


工場排水の仕組み。


給食からかえってきたパックのリサイクル。


日頃なじみの商品たち。



かわいいディスプレイ。




 日本人はまだまだカルシウムの摂取不足。
最近の若者がちょっとしたことで切れたり、犯罪が更に増えているのはカルシウムが足らんというのが私の持論。
もっとカルシウムを採ろう!

さて、ここではバター作り体験ができる。


 オバチャンたちは3人1組(おじちゃんは1人で)となり、生クリームとミネラルウォーター入りのペットボトルが用意される。


 「今から10分間、決して止めないでボトルを振り続けてください」。
「大丈夫ですか?」
「10分ぐらいなら問題無い、ひとりでできるもん」


 オバチャンたちは3人で分担するが、こちらは意外にきつい。
60肩に鞭打って続けるが10分過ぎてもまだ固まらず、もっと強く振って!。


結局大汗かいて15分孤軍奮闘。


ペットボトルをカッターで切って。


 できた。市販のバターに比べ塩分ゼロ、添加物ゼロの無塩バターの手作り。
クラッカーにはさんで、売るほどある(おかわり自由)おいしい牛乳とどうぞ。


このおばちゃんたち、奈良の桜井から来たんだって。


なかなか楽しいおみやげも。特に紙パック型のキーホルダーが気にいった。


おばちゃんたちのバスと別れ。

 5km先の池上製造所も工場見学がある。そこは更にきれいな工場で、別の工程の見学、体験ができるらしい。次回はこちらに・・・


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