ぶらり海南ハイキング〜温山荘園と漆器蒔絵体験〜 2006/05/21



 昨日と今日、連続でJRふれあいハイキング。
 本日は、和歌山県海南市でのハイキングを申し込んだ。土日祭日は「関西おでかけパス」というのがあって、草津から最高和歌山まで2000円ポッキリで乗り放題があり、それをフルに利用しようと考えた。海南駅で10時25分集合ということでのんびり考えていたが、調べてみると、草津駅を朝7時過ぎに乗らねばならない。片道3時間という思いもかけない旅となった。


和歌山城、紀三井寺は昨年来たことがあるが、きのくに線で更に行ったところが海南。
人口6万人の市になんでこんな立派な駅?と誰もが疑う?。


もう片側は一応、それなりに?。畑の中に忽然と巨大新幹線みたいな駅。
平成10年10月10日10時10分にオープンしたんだという。



市の職員さん。
受付でチェックして出発待ち。本日は40名。



どこの町も観光にいっしょうけんめい。


黒江の町中は楽しみ。


JRふれあいハイキングのパンフレット。
昨日の天王山は左下、本日の温山荘園・・・は右上。



市の職員さん、地元のボランティアガイドさんたちで海南市を盛り立てようと親切なお世話がうれしい。


昭和21年12月21日に3.5mもの津波が押し寄せ甚大な被害を受ける。
町のあちこちに、海抜の表示。いつも、海との闘い。
つまり、海南は、海難の町なんだ。



以前はここは海だった。


川かと思ったら、海。多くの個人釣り船が。


この 菖蒲満 さん。74歳で昔からの海南と現在を一生懸命説明してくれる。地元が好きなんだなあ。
海南港埋め立てを推進した当時の和歌山県知事の前で。



琴の浦温山荘園
 愛媛県に生まれ明治21年我が国で初の動力伝導用革ベルトを製造し、その後世界有数のベルト総合メーカーとなった新田帯革製造所(現:ニッタ株式会社)の創業者 新田 長次郎により造園された。

あっ、そういえば、ニッタ株式会社って、一度、営業に行ったことある。












本庭園は、大正初期から昭和の初めにかけて造園された 潮入式池泉庭園 庭園内に海水を引いた池が潮の干満に応じて、水位が上下する 大変めずらしい造作となっています。






池の水は潮水です。


岩盤を掘ったトンネルを抜けると・・・


遠くに、和歌山マリーナシティーが見える。



久しぶりに、ビーチ?も味わえた。






昼食時間の間に、県立自然博物館を。




巨大水槽を泳ぐおいしそうな・・・


子供づれの家族いっぱい。


おいしそうな・・・


おいしそうな・・・


おいしくない・・・


食べたくない・・・


電信柱に海抜表示


こんどは、うるわし館(紀州漆器伝統産業会館)
海南は漆器の町。


漆の木。ジス・イズ・ジャパン!


3階の研修センターで、蒔絵体験をさせていただく。


黒と赤、数種の絵の中から、好みの物を選ぶ。


先生たち。




手取り足取り?


塗り絵のように、白い塗料を塗る。
そして、色をふりかけると、塗料のところに、色が載るわけだ。



葉っぱのところを緑でお願い。


裏に日付を入れて。


グラデーションのかけ方はお見事。


カブトムシ、ちょうちょ・・・。ボクは、いっぱい描いたよ!!。


名前を入れると、無粋。まあ、ええやんか、記念に・・・


真剣そのもの。
ウォーキング参加者に無料で体験させていただいた。参加者の喜びよう・・・



郵便ポストとか、この巨大ひなとか、携帯電話とか、何にでも塗れます。




図柄が楽しい。


お弁当箱も手頃な価格。欲しい。


いろいろあるよ。



うれしいおみやげをいただいて。




さて、お待ちかねの黒江の町並みを。


山の緑がすごく美しい。


なんとなく、まっすぐで無い??


京風の独特の格子。紀州連子格子という。










なに、この看板は?






200年近くの旧家。保存条例はあるのか?


向こうへまっすぐ出来なかったのか?


このように、となりとそろっていない。のこぎりの歯の様に並ぶ家。
路地を挟んだ両側の家屋の並び、即ち平面図的に、のこぎり状なのです。



この異様さは実際にその場で体験しないと感じられない。


余った三角地は、ちょっとしたガレージ、小屋などに。


丸瓦、真壁が特徴とおっしゃっています。


海南には多くの万葉歌が残っている。どれも、色っぽいものが多く、楽しい。


これが本日の最後の歌碑。


まとめて。


ひねくれ海南。溝までギザギザ。


中言神社は男女和合の神という。




万葉集にもうたわれている「黒牛潟」の名の元になった黒牛の形をした岩は神社のあたりに埋まっていると伝えられている。
紀の国名水50選の一つ「黒牛の水」の清水が境内にあり、酒造りの仕込水にも利用されています。






黒牛茶屋では利き酒ができる。




酒樽の椅子に、酒袋の座布団と酒作りの道具を利用した内装がおもしろい。


熊野街道を歩いて海南駅まで。


ちっちゃい一里塚




今度は大きい道標

最高の天候に恵まれ、和歌山の楽しいウォーキングができた。


つれづれぐさページへ戻ります。



2006年のつれづれぐさへ