プーシキン美術館展、島成園と浪華の女性画家展 2006/02/02



プーシキン美術館展

(大阪・中之島国立国際美術館)


久しぶりの国立美術館(右側)
殆どが地下のため目立たない。






ルノワールの「黒い服の娘たち」や、約40年ぶりに来日したマティスの「金魚」などの絵画50点と版画25点が展示される。
19世紀末から1920年代にかけて、フランス近代絵画の大コレクションが、フランス以外で、個人の実業家の手で形成されたという。ロシアのシチューキンとモロゾフはアメリカのバーンズ、イギリスのコートールドと並ぶその代表的なコレクターです。

ロシアの美術収集家であるシチューキンとモロゾフのコレクション。ルノアール、ピカソ、セザンヌ、ゴーギャン、マチス、モネ、ゴッホなど、みんなにおなじみの本物が見られる。
シチューキン、モロゾフの邸宅内の展示室の写真もあって、氏の美術へのこだわりが感じられる。ゴーギャンの部屋、ピカソの部屋など、その絵に合わした壁の色、調度品などを揃えている。


アンリ・マティス 「金魚」


オーギュスト・ルノワール「黒い服の娘たち」


クロード・モネ「白い睡蓮」


フィンセント・ファン・ゴッホ「刑務所の中庭」


アンリ・ルソー「セーブル橋とクラマールの丘、サン=クルーとベルヴュの眺め」


いつものように、ミュージアムショップは大にぎわい。


いちばん安い絵はがき。1枚100円。好きなルソーなど3枚を買う。


地上へのエスカレータから。


このあたりに来ると、やっぱり、中之島三井ビルが気になる。
納品に苦労した苦い思い出。約200台の入退室カードリーダは正常に動作しているだろうか。



難波へ足を伸ばし、久しぶりに日本橋を歩く。秋葉原のように、怪しげな店も増えてきた。


島成園と浪華の女性画家展
(大阪なんば高島屋)

大正時代、男性が中心だった美術界で、大阪出身の女性画家たちが次々に頭角をあらわし、文展、帝展、院展に入選。中でも島成園(1892−1970年)は大正元年、二十歳のときに『宗右エ門町の夕』で第六回文展に入選を果たすと、以降、退廃的で妖艶な独自の美人画を発表。京都の上村松園、東京の池田蕉園とともに「三都三園」と称されるようになる。
今回は、成園を中心に、同時代に活躍した木谷千種、岡本更園、松本華羊、生田花朝らの作品と資料約150点を展示。大正から昭和初期にかけ、大阪の都市文化を華やかに彩った女性画家の世界を紹介している。



女性が描く美人画といえば、上村松園であるが、他にも女流画家は多くいたのだ。







おんな


伽羅の香(きゃらのかおり )


木谷千種「浄瑠璃船」


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