興福寺国宝展 2005/07/07



大阪市立美術館



主催文
 奈良・興福寺ゆかりの鎌倉期仏教美術を同寺の宝物を中心に、国内の寺社や、美術館・博物館などが所蔵する関連の宝物を加えて紹介する展覧会を開催します。
 2010年に創建1300年を迎える興福寺は、戦禍や火災に見舞われるたびに復興してきました。中でも鎌倉期の復興事業は国家規模で行われ、平安末の戦乱が残した壊滅的被害から力強くよみがえりました。造仏には康慶、運慶ら慶派仏師が参加し、日本仏教美術のルネサンスとも言うべき成果を上げ、数多くの尊像が現在に伝わっています。また絵画でも、この頃には成立していたと思われる南都絵所の絵仏師を中心にすぐれた仏画・垂迹画・絵巻などが制作されました。
 長期的な復興事業は今も行われています。創建1300年には、江戸期に焼失した中心伽藍の中金堂再建に向けた立柱式を計画しています。
 たくましさと写実性を備えた鎌倉仏教彫刻を中心に、絵画や書跡、考古資料、中金堂再建の資料を通して、復興の成果と意義を展望する内容で、今日の復興事業を理解していただこうとするものです。


天王寺公園の中。丸山応挙以来。



日本一といわれる奈良興福寺。猿沢の池、五重塔など、誰でもなじみの寺院である。
多くの絵巻物もすばらしいが、鎌倉時代の見事な仏像などが見られた。
5mもの巨大な仏像が重要文化財かと思えば、わずか3cmぐらいの仏様がなんと、国宝とは。
我々には、わっからない。
しかし、国宝、国宝、国宝のオンパレード。こんなすごい物をどうして運んで来たんだろうと・・・


「国宝 金剛力士立像 吽形」
ご存じ、迫力。むき出すような玉眼と骨格、筋肉、血管などの写実的にして劇的な表現。



「国宝 薬師如来像頭部」
でっかい。体があれば、かなりのもの。



「国宝 天燈鬼立像」
教科書でおなじみ。




「国宝 十二神将立像のうち 迷企羅大将・酉」


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