回転寿司考察 1997/01/15



休日、一人で出る時、食事は雑誌紹介などを見て訪ねていくことがあるが、結構高級店が多く、経済的にしんどい。
結局楽な「回転寿司」となることが多い。
今日は渋谷でぶらぶらしていたら、すごい行列の店に出会った。
店のドアから約30m(5・60人)並んでいる。
このような店で並んだことは過去に「九州じゃんがらあラーメン」の時や、ラーメン屋に多いが、今日は、店名を見たら、「回転寿司・築地本店」。回転寿司で行列は初めて見た。
話のタネにと並んでみた。20分ぐらい並んでやっと店内に。なんと店内でも行列。店内の壁側周囲にぐるっと待ち席があり、さらに待つことになる。客側が食べ終わると順に呼ばれて、やっと番が来て席につく。


回転寿司というのは、ベルトコンベアがぐるぐる回り内側に板前が数人いて、どんどんのせていく。従って、板前の位置から少し回転方向寄りが一番良い席となる。つまり、板前が握ってすぐに皿をとれる場所が握りたての新鮮なものが食べられる。不幸にして食べられなかったイカなどは皿の上で何回もベルトコンベア上で旅をすることになる。
話はそれたが、この「築地本店」。なぜこんなに人気があるのかが分かった。なんと、全てのネタが、(皿に2個づつのって)1皿1律100円なのである。たまごやき、いなりずし、みそ汁から始まり、えび、いか、タコ、うに、えんがわ、いくら、トロまで全部平等に100円なのだ。
他の回転寿司だと、ネタによって皿の色が違い、120円ぐらいから、700円ぐらいまでバラエティがある。
確かに安いし、客がものすごく多いため、常に新鮮なネタが回っており、うまい。まあ、ピックアップされるネタはやはり、いくら、うに、あじなどの高級(ふつう100円以上のもの)ばかりがピックアップされるし、コンベアに不在気味であり板前さんに直接注文することが多い。
いなりずし、たまごやきはいつまでもぐるぐる回っている。
となりの客がうまそうなのを注文すると、やはり同じものを注文したくなるがてれくさいものだ。
いいものばかり14皿食べたがやはり1400円だった。他の回転寿司だったら3000円でも無理だろう。店を出たら、更に行列が増え、50mを越えていた。
ところで、トロってうまいもんだったんだね。貧乏人にはこんな時しか食べられないもんで。


つれづれぐさページへ戻ります。


1997年のつれづれぐさへ