レイカディア大学日記 2010/06/11



必修講座 荒行千日回峰行 〜阿闍梨が行く〜

講師  藤波源信 先生


法話


厳しい千日回峰行を積んだ大阿闍梨様だ。


苦行の体験をリアルに、意外に生々しい。


学生さん向けの法話だと思っていたのに、自分より年上の方ばかりでびっくり。






山歩きの衣装は意外に合繊。洗ったらすぐ乾く。もち米の専用のわらじは1足4000円。1日で履きつぶす。千日となると・・・。獣道をわらじで歩くと生傷が絶えない。でも、結局は皮膚も腰も鍛えられる。スリ足でなく、膝を高く上げる歩き方。






月の明かりで歩けない夜はちょうちんを使う。暗くても目が慣れてくる。手袋は無いので寒い時はちょうちんの火が貴重。休みの無い毎日毎日同じルートを300ヶ所拝んでまわる。






九日間の断食・断水・断眠・断臥(「臥」とは、横たわること)。断食・断水、断臥はなんとか耐えることはできるが、断眠はつらい。眠気に襲われるとお互いつつきあったり。途中でズルした者はやせ方で分かるそうだ。






山の虫やヘビは危険。白い衣装はスズメバチや蝮が寄って来ないのだそうだ。






いくつかの質問のひとつ。






全員がお加持をいただく。







まあ、我々では、この千日回峰行コース、1日も達成できないだろうな。

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