レイカディア大学日記 2009/11/27
必修講座 滋賀県に暮らす外国籍住民の現状 〜豊かな地域づくりを目指して〜
講師 光田展子 先生
昨今、このテーマは重要かも。
香港に拠点を置いて、航空会社のスチュアーデス(古いなあ、今はキャビンアテンダントと言うんです)で勤務。スラッとした美人のはずだ。
財)滋賀県国際協会
たぶん、堪能な語学力を生かして、滋賀県に住む外国人のお世話に関わっておられるんだろう。
「ガイジン」と呼ぶのは彼らには差別用語で不愉快だそうで、結局、外国籍住民と呼んでいるそうだ。
滋賀県の外国籍住民
韓国・朝鮮18%、ブラジル45%、中国17%、ペルー6%、フィリピン6%、アメリカ1%、その他7%
この比率は他県と比べて珍しい。
ここ20年の間に、ブラジル人、中国人が急増。確かに、まわりをみれば・・・
在留資格とは・・・
昔は外国人は一時滞在者として考えれば良かったが、今は永住者として対応することになる。
日本語を覚えるのは結果的に子供の方が早い。正式な通訳を頼めない時は医者と患者(親)の間に子供が担当することがある。この場合に、癌やエイズの告知をするのは子供にも知れるわけで、深刻な場面がある。
外国人無しに成り立たない世の中に。
日本人との結婚問題、離婚での国籍の問題。
シャンパングラスの図。格差社会の変遷を示す。
住宅問題。保証人は日本人に限る。外国人を拒否する風潮。どうしても、市営住宅、県営住宅に。
なぜ、外国から移入してくるか?。自分の国で暮らすのにこしたことはない。国が貧困。より豊かな国へ。
新鮮な物の提供→深夜労働、低価格競争→低賃金労働者。
日本人より、外国人。
滋賀県の各地の取り組み。
支援体制はどこに。
市役所受付にポルトガル語ができる人がいるのは米原市だけという現状。
認知症になると、日本語が出なくなり母国語が、それも日本語と混じって理解が難しく。
外国人にとっては、3つの壁(制度の壁、ことばの壁、心の壁)は非常に高い。
阪神大震災の時、外国人救済で3つの壁の高さを認識させられた。
日本は親が子に教育を受けさせるが、外国人への義務教育は無い。
外国人の力が無ければ日本は立ち行かない。現実を見つめて共同して生きていくすべ。
外国籍の子供たちをどう守るか、誰かが見守っていれば子供は挫折しない。
質問に答える。
代表からお礼のことば。
財)滋賀県国際協会
今日は机の上で昼食。
昼休みの中庭。
大学のシンボルタワー。
休みに憩うご婦人たち。