レイカディア大学日記 2009/10/30



 昼休み明けに県からの連絡事項があった。30年以上も続いた、このレイカディア大学は、来年から募集せず、我々の32期生の卒業をもって終わるという。
 県の莫大な赤字対策に、この大学運営にも大ナタ。政府も予算節減で大変だし、仕方無いが、これから大量に企業から退職者が吐き出される時代。このようなシステムこそ必要である。来年の今頃には後輩のいない我々32期生だけとなるのだ。ショッキングなことだ。なんとか工夫して継続できないものか。




必修講座 これからの滋賀の環境学習をさぐる〜環境学習から環境保全学習へ〜

講師 村上 宣雄 先生



滋賀県は特に環境に力を入れる。


余呉出身の村上先生。


理科教育を通して環境対策に取り組んできた。


環境教育とは何か、単なる理科教育と間違えていないか。


アメリカが制定した環境教育法、日本は30年遅れてようやく。


環境破壊の防止・解決の行動を起こせ。


琵琶湖総合開発は30年間に1兆9千億円もの金が投入された。治水、利水は成功、湖周道路は便利になった。


しかしヨシは減少、湖岸をつぶし、生態系の破壊。環境保全にはマイナス。そして今、びわこ保全計画を始めている。


生物がいる空間はすべて、「ビオトープ」だ。





生物体系が戻ってきた。


余呉湖のアオコ対策の一例。



深層バッキに1本1億円の設備を打ち込む。


アオコは出なくなったが、ワカサギは減った。アオコはワカサギのエサでもあったのだ。


レイカディア大学の生徒も協力して。


 先生の全国に提唱する金魚鉢構想。エサ不要、ブクブク不要、掃除不要、水替え不要。ほっとくだけでいい。水草、魚、プランクトン、バクテリアが、生産者、消費者、分解者として、生態系が循環する。
 魚が死んでもほっとけば数日で見事にきれいになってしまう。琵琶湖のアユ、ワカサギなどの年魚(寿命1年の魚)は毎年全て死ぬ。湖底に膨大な死骸が堆積しているか?。いや、何にも無い。バクテリアがきれいに分解してくれているわけだ。何にもしなくても自然の生態系は循環している。


園芸学科からの質問が授業後も続く。



講座のあと、クラブ活動の紹介。

 グランド・ゴルフ クラブ、絵画クラブ、書道部、篆刻クラブ、自彊術クラブ、フォトウォーキング・クラブ、囲碁クラブ、絵手紙クラブ、ダンス・クラブ、卓球部の10クラブが入部勧誘。


グランド・ゴルフ クラブのプレゼンテーション。


絵画クラブのプレゼンテーション。


絵手紙クラブのプレゼンテーション。