地下1,500メートルの深さまで採掘して汲み上げた「古琵琶湖ラドンの湯」は、ラドンを大量に含む塩化ナトリウム泉です。その泉質は、有馬温泉の「金泉、銀泉」にも匹敵するとの高い評価を得ています。また、当温泉は100%の源泉を使用しており、源泉の希釈はしていません。 現在の琵琶湖は約400万年前に上野盆地(三重県)より地殻変動を繰り返し、現在の近江盆地に至りました。当時の琵琶湖底やその周辺の沖積平野に約200〜1,500mの厚さで地層が堆積しています。この地層は古琵琶湖層郡と呼ばれており、砂・礫・粘土などの地層からなっています。 その地層の下部に約7,000万年前に地下深部でマグマが固まった花崗岩と呼ばれる岩石の層があり、また丹波帯地層郡と呼ばれる約1億年前後の古生代後期〜中世代前期にかけて当時の海底に堆積した頁岩やチャートと呼ばれる岩石が分布しています。 古琵琶湖ラドンの温泉は、上述の古琵琶湖層の砂・礫・粘土層を約300m、花崗岩を約1,200m掘削して、約1,500m地下の岩と岩の割れ目の断層より裂こ水型の温泉を採取しております。温泉は地下で約45℃あり、地上で約30℃の温泉を汲み上げております。温泉は鉄分を含んだ茶褐色ですが、除鉄、除マンガンを施し100%の源泉で内湯、外湯に使用しております。 |