砂糖の危険 2012/08/15




毎月お世話になる診療所の待合室にディスプレイ。


話には聞いたことがあるが、実際にこのように見てみると、なんと恐ろしいことか。


10年以上、コーラは飲んだことは無い。味はなんとか覚えているかも。


コーヒーは良く飲むが、全てブラックにしている。

サイトから

1日に20グラムぐらいしか食べてはいけないと言われている砂糖だが、甘いものを食べるのも食生活の楽しみ。しかし、普通の食事で調味料だけでも、既に20グラム以上の砂糖を摂取している。

「砂糖は、煙草並みに人体に有害」だという。特に子どもたちにとって、なんとも厳しいものになっている。
これは、世界で権威ある学術雑誌のひとつとされる『Nature』で発表されたもの。そこには、肥満や心臓病、癌(がん)、肝臓病など、砂糖を多く含んだ食べ物がもたらす危険性があげられている。

 砂糖の害は恐ろしい。とくに 「白砂糖」 がよくない。

「甘いものを食べると虫歯になる」というが、これは砂糖が歯にくっついてそれを虫歯菌が攻撃するからではなく、砂糖が体内からカルシウムを奪うので歯も弱くなり、そのため虫歯菌にやられやすくなるのである。砂糖が体の内側からダメージを与えているわけだ。

 「甘いものは骨を溶かす」とも聞いたことがあるだろう。歯が弱くなるなら、同じカルシウムでできている骨ももろくなるのだ。
 このごろは火葬された遺骨がつまみ上げられないことがよくあるそうである。つまむとポロポロ崩れてしまうというのだ。そういう人は生前甘いものが大好きで、白砂糖の入ったお菓子を毎日食べていた人であるという。
 また、白砂糖が大量に入った清涼飲料水をいつも飲んでいると、わけもなくイライラしたり、突然さびしくなったり、不安になったり、ひとつのことに集中できなくなったりする。これが砂糖の麻薬作用なのであるが、服用者はそれと知らないので、不安をまぎらわせるため、またしても甘いジュースを飲んでしまうという悪循環に陥る。

 こうなると、つねに血糖値が充分にあるので、栄養が不足しているにもかかわらず空腹を感じなくなる。そのため昼食や夕食が食べられなくなり、結果として健康的な食事の量が減り、それに反比例してお菓子やジュースがどんどん増えていく。早晩、生活習慣病になってしまうだろう。

 摂らないにこしたことはない砂糖であるが、1日にどれくらいならば許容できるのか。
 まず自分の体重(キログラム)を2で割る。その値にキログラムではなく、グラムをつけよう。その値が1日にとってもよい白砂糖の上限となる。
 たとえば、体重60キロの人なら、2で割って30。この単位をキロではなくグラムに変えると30グラム。これが1日の限度である。缶コーヒーなら2本だ。

 これは成人の場合で、子どもはもっと少なくなる。
 生後半年間は、いま出した値をさらに5分の1にする。生まれて半年から1年なら5分の2に、10歳までなら5分の3、それ以上の未成年の場合は5分の4にすればよい。
 体重25キロの6歳の子どもであれば、

  25÷2=12.5
  12.5×(5分の3)=7.5

 となり、わずか7.5グラム。缶コーヒー1本ですでに許容量オーバーである。
 どうしても甘いものをとりたいときは、ハチミツか黒砂糖ならば白砂糖の3倍の量まで摂ってもよい。
 とはいえ、いつまでも甘いものを食べ続けていれば血液は糖分漬けとなり、さらに糖分を呼ぶ体となる。永遠の悪循環だ。いつか砂糖とは別れなければならない。

 ところで、牛乳と油と砂糖を練り合わせたものが洋菓子である。間食・夜食をやめることは、これらから逃れるためにも賢明だ。


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