金環日食まぢか 2012/05/15




 天文学大イベントの日食、今回は特に「金環日食」だ。5月21日の午前7時台だ。
 日本国内でこれほどの金環日食が見られたのははるか、932年前の平安時代だったというから、今年のこのイベントは特別である。
 次回は18年後、北海道の一部で2030年6月1日、近畿地方の一部で2041年10月25日だという。
 18年後は分からないが、30年後は自分は跡形も無い。そういうことを考えると、このタイミングで生を受けている自分たちが特別のような気がする。


相対的に、太陽が地球に近く、月が地球から遠いときに日食が起こると、太陽によってできる月の影は地球の表面まで届かない。このような場合、月の影の延長上の地点には、太陽の縁からの光だけが届いて金環日食が起こり、そのまわりの地点では部分日食が起こる。それにしても、月より400倍大きい太陽が400倍の距離に存在し、月が地球より1/4の大きさということから、地球から見た目、太陽と月の大きさが同じに見える絶妙のバランスで、まさに、宇宙の神が設定したとしか思えない奇跡。こんな見事な偶然の一致は全宇宙でも他に存在しないだろうという。


テレビ、新聞、雑誌などのマスコミは毎日毎日、「あと何日」のカウントダウンを続けている。
肉眼で太陽を直接見ると非常に危険であり、日食観測用のメガネが大量に売れている。




 ただ、最近の天候不順、果たして、雨になれば、全ては灰燼に帰す。そのために、飛行機に乗って雲の上からわずか数分の天文ショーを確実に観ようというお金持ちもいる。


22年前、ドリカムが歌った「時間旅行」の中で、「2012年の金環日食まで待って太陽の指輪を欲しい」と歌っており、まさに今、ネットでも盛ん。ドリカム「時間旅行」2分後あたり(YueTube)



目の保護で盛んにPRされているこのごろ。

はたして、5/21の天気は?


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